ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

四国香川に、兄弟機・・現る

2011-11-04 07:46:12 | 電動ヘリ


弊社では現在、業務用マルチローターの開発している。

そのテスト用の機体を、gyさんにテスト購入して頂いた。勿論、制御はWooKongMである。

UPした写真は、仕上がったgyさんの機体と、私が持参した機体とで、ランデブーフライトした様子である。

あくまでも今回は、テスト販売である。

現在は、安全面で解決すべき問題が残っており、一般に販売している訳では無いので御了承願いたい。

今回は事前に、四国の出張撮影の帰りに、gyさん宅を訪問して、設定及びテストフライトを行う約束をしていた。

いざ完成した、その機体を見ると、既に大体完成していた・・・私の出番が・・・殆ど・・無い(;゜Д゜)!

事前に、少しばかりの写真の送付と、電話で助言を行なってはいたのだが・・・ここまで出来ているとは・・・

取扱説明書など一切ないのだから・・・流石である。

何でも聞くところによると、2日ほど徹夜をしたらしい。

私のスケジュールに無理やり併せて頂いたのだろう・・・気の毒な事をした。

早速、各部を点検の上、設定を行なったが・・・ここで意味不明の現象が・・・???

プロポとマッチングが・・・紆余曲折はあったが、取り敢えずそこは改善出来た。

早速、近所の畑で調整フライトを行なう事に・・・フィールドキャリブレーションを行い、
各部の最終確認を終えた機体は、余りにもあっけないほどに浮上した。

私にとっては、当然・・・と言えば・・・至極当然の出来事ではあったが、ygさんにとっては、
些か拍子抜けだった様だ。

各舵のゲインや操舵フィーリングを確認する・・・予想通り、少しゲインが不足している様だ。

そこで、20%ずつ各舵のゲインを上げ、再度離陸させた・・・僅か2回のフライトで、
そのHexaは仕上がった。

最後に、Go-Home&Landingを行なった。ygさんに・・・自分でやって見る?・・と聞いて見た。

返事は・・うん・・・と言う事だったので、一応責任は持たないよ???・・と、予防線を張った振りをした。

勿論、危険など・・・・微塵も無い。

するとygさんは、僅か30m程の所で、ここでプロポのスイッチを切って良いかと・・・聞いて来た。

私は、スカサズもっと遠くへ・・・と指示を出すが・・・恐怖心からか・・どうも指が動かない様だ。

そこで私は横から、ygさんの、その動かない指を、無理やり押して、エレベータースティックを一杯前に倒した。

ygさんはその時、一瞬・・呻いた様な声を出したが、そんな事は気にも留めずに押し続けた・・・(;´Д`)
ヤガテその機体は、100数十メートル離れた場所に到達した。

私は、その手を離し、プロポの電源を切る様に指示した。

ygさんの表情を見ると・・・流石に緊張している様だった・・・・かって私がそうだった様に・・・。

その間、シークエンスに入るまでの時間や、Go-Home&Landingを解除する手順を手短に説明した。

ヤガテ、Hexはそのファンクションを作動させ、離陸地点上空まで戻って来ると、ユックリと降下を始めた。

その後、安全に着陸して、モーターも自動停止。

その様子を見ていたygさんの奥さんも、かなり驚いていた様子だったが、
その奥さんにもプロポを渡し、操縦してもらった。

これで、全ての調整はほぼ完璧になり、その機能も全て作動させ確認した・・・そこまでの工程は、
僅か2フライトであった。

時間にして・・・約8分・・・今回、この8分の為にgyさん宅を訪問しのである。

これで私は・・・お役御免である・・・・些か拍子抜けではあるが・・・

昨夜は、yg&ym夫妻に宴席まで用意して頂き、前祝とygさんの誕生日を兼ねて、河豚で乾杯した。

本当に、それは美味かったし、御世話になった・・・感謝・感謝。

お礼を言って、yg夫妻と四国の地に別れを告げ、私は次の現場へ・・・・と言っても、それは・・・

To Farであったが・・移動途中、おにぎり山?の、讃岐富士も見送ってくれている様だった。


途中、立ち寄った予島のSAでも、見事な夕日が私を送ってくれている様で、それはとても美しかった。





四国でマルチローターのデモフライトを行なった

2011-11-03 06:51:25 | 撮影


撮影作業終了後、現場の担当者から、もしも、途中で操縦が出来なくなったら・・・どうなるの?・・と言う、
質問があった。

そこで私は、もしも、その様な状態に陥った場合でも、離陸地点の上空30mの位置に帰還・待機する旨の説明を行なった。

すると・・・空かさず、着陸はしないのか?・・・と言う質問が、矢継ぎ早に飛んできた・・・

その様に調整する事も可能だ・・・と、説明するが・・・本当にそんな事が出来るのか??・・・と言う思いが、
その怪訝そうな表情から見て取れるし、ヒシヒシと伝わって来た。

仕方が無いので、百聞は一見にしかず・・・実際にその様子を御覧になりますか?・・・と、言う事になった。

そんな訳で、作業機でそれを行う事はリスクが大きいので、たまたま持参していたマルチローターで
実演する事になった。

思いがけなくマルチローター(Hex)の、デモフライトを行なう機会を得たのである。

すると、その現場で作業していた全ての人が(チョッと大げさ?)、デモの話を聞きつけて見学に来た。

そこで、事前にどの様な事を実演するのか?の、説明を行なってからデモフライトを行なった。

演目は・・・勿論・・・Go-Home&Landing・・・である。

徐に幅1.5m程の農道から離陸させた・・・と、言うか、離陸させてしまった・・・のだが・・・本当に、
ここに着陸するのだろうか・・・???・・・風もそこそこ吹いているし・・少し不安が・・・過ぎった。

しかし・・安全にこの場所に着陸すると説明してしまったし、言ってしまった以上、見栄もあって、
後には引けない状況であった。


取り合えず100m程フル加速で前進させ、50m程高度を取った所で、Auto-Hoverをさせながら、
実際にプロポのメインスイッチを切って見せた・・どよめきが起こった・・と、同時に、
見学していた現場の人達に協力して頂き、10カウントしてもらった・・・のだが、
何か期待しているのか・・・??

その声は・・・妙に、元気がいい・・・と言うか、変な期待をしている様で・・・気合が入っている。


Hexは、まるで、それが終わるのを待っていたかの様に、10カウントが終わるや否やHexは着陸地点へ向けて
移動を開始した。

その様子を見て、私は、万が一の状態に備えて、プロポの電源を入れて待機した。
決して、操縦をしていた訳では無い・・・それは、安全の為に・・・。

往々にして、実機の世界でも、航空ショー等のデモフライト時に事故が発生する。

これは、その性能を誇示する為に、ギリギリの処でフライトさせているからに他ならないのだが・・・
そのバックアップは無い。

しかし、勿論今回のデモフライトでも、事故など出来ないし、もしも、大幅に着陸地点がズレてしまった場合を
想定して、準備を行なっていたのである。

そんな訳で、何時でも操縦を切り替えて、その危険を回避できる体制を整えていた・・と言う訳だ。

暫くすると、着陸ポイントの上空にHexが戻って来た・・・そのポイントから、最終的に自動で着陸させても
良いのか?・・の判断を行なう・・・今回もその位置から判断して大丈夫そう・・・である。

そのままHexに全てを委ねて、その様子を見守った・・・すると、1mほどのズレはあったモノの、
ほぼ農道の中央付近に、無事着陸したのである。

空かさず、3秒後にはモーターの回転も自動で停止する旨の説明を行なった・・・と、同時に、
ドンピシャのタイミングでモーターが停止。

その光景を目の当たりにした見学者の人達は、流石に各種喝采であったが・・・空かさずHexに
群がる様に寄って来て・・・一斉に質問攻めにあった・・・それには流石に・・・閉口・・した。

しかし、100%自信は有っても、一抹の不安もある。

その上、突然降って沸いた様な、今回のデモフライトである。

準備も何もない状況の中で・・・それは行なわれた。

成功して・・・良かった~・・・正直な気持ちである。

今回は、その場の成り行きでデモを行い、たまたま成功した。

しかし、今後はこの様な行為は慎まなければならない・・・と、考えている。

あくまでも今回実演した機能は、万が一の場合に事故を回避する為の、最終的な安全機能であり滑り止めなのだ。

従って、通常は使用しないその機能を、作動させる事自体ナンセンスなのだと考えている。

そんな事を前面に出してどうする・・・あれ・・・このフレーズ・・・何処かで・・・







Multi Rotorの動画をUPしました。

2011-11-01 05:28:35 | 撮影
現在、市販に向けて自社開発を行なっている、マルチローターの動画を、TouTubeにUPしたので見て欲しい。

編集がヘタクソで、肝心な所が切れてしまった。

事前のチェックでは良かったハズのに・・・(´;ω;`)

そのへんは、専門外なので勘弁して(゜д゜)ホスィ…・・・そのへんも、もう少し勉強しながら、
もう一度、各パートを分けて、UPしたいと思う。

次回は、このマルチローターから撮影した動画をUPしたいと思う。

上手く撮れると良いのだけれど・・・

香川のygさん。明日、このHex持ってデモに伺いますよ~・・・待っててね~(#^.^#)