ガジュマル
「ガジュマルの木」はある意味で問題を起こす人間関係に似ています。初めは、仲の良い関係性を築き上げながらも、やがて相手を自分の支配下に置き、思い通りに操ります。もし、相手が意に添わぬ事を行なうと、裏切り者として怒りが湧き出し、潰しに掛ります。元々「ガジュマルの木」は環境の悪い土壌の中で、強く生き、ツタを絡ませながら強く、太く、たくましく成長する木ですが、別名「絞殺しの木」とも呼ばれます。壁や柱や、他の樹木にツタを絡ませながら成長をしていきますが、その内にツタ同士が絡み合い、太く大きく成長をし、ひとつの大きな太い幹になります。そして、絡みつく事により内部に閉じ込めた、柱、壁、元もとの樹木を「締め殺し」にして、破壊し、殺し、乗っ取ってしまいます。別の意味では、怖い木です。それだけ生命力が強い木です。
モラルハラスメント
これはある意味で「共依存とモラルハラスメント」の関係に相当とも言えます。依存者は共依存をしてくれる人を探し求め、そして共依存者に依存をしていきます。共依存者は、一生懸命に構い世話をします。(それが共依存者の目的ですから!)そして、依存者にがんじがらめにされて、振り回され、自分を失い、依存者の言いなりになり、苦しんで行きます。(共依存者の望みでもあります!)それでも、共依存者は必死に尽くしていき、自らの破滅に向かいます。共依存の心には「怒り」が目覚め、依存者に敵意を示します。第3者にも分かるぐらいの、現実の問題行動を起こし、自らを滅ぼしていくのです。共依存者に向けられた、この関係が「モラルハラスメント」です。恐ろしい罠です。身動きが出来ない状態で、自分を見失い、潰れていくパターンが「モラルハラスメント」の被害者なのです。
共に依存者
実を言えば、この「依存者」も「共依存者」なのです。依存出来る人を探し求めている「依存者」に近づき「お世話」をして、「共依存者」に依存をさせます。「共依存者」は「依存者」を自律させる事はさせません。「依存者」が自律をされると、自分が必要とされないので、常に必要とされるように「自律の目」を潰していきます。「依存者」に「共依存者」が絡みつき、自分の支配下に置き、自分の思い通りに支配します。もしここで、「依存者」が気づき「自律」を始めれば、怒りが爆発します。「共依存者」の支配下にならない相手は、自分への敵ですので、潰しても構わないので。「モラルハラスメント」に入っていきます。これが、正規の「共依存とモラルハラスメント」の関係です。ですので、初めのお話は、この正規のパターンの変型判なのです。どちらにしても、「共依存者」同士のパワーゲームなのです。「ガジュマル」の木の別名「締め殺しの木」の意味に、似ていませんか!
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