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八戸~久慈旅のガイド付きツアーで一番の期待してた、八戸酒造。ブランド名は、地元中心に「陸奥 男山」、全国向けには「八仙」を出してる。総勢20名ほどの
小さな蔵だが、創業は1775年(安永4年)で蔵自体も警官重要建造物に指定されてる。本当本物のレトロを感じさせるつくり、歴史を感じさせる。タンクの上にある太い鉄筋製の梁みたいなの・・・これは最近かな・・・と思ってると、これは大正時代にスコットランドからわざわざ輸入し、通したらしい。白壁の蔵には、この大地震でひびが入ってしまってるが、たまたま場所がよかったらしく、津波による壊滅的被害はまぬがれたよう。いよいよ試飲会、案内してくれた方は、2種類ずつ味を比較できるように、最初は少しずつ注いでくれる。進むにつれて、試飲の量ではなくなり、蛇の目猪口の大きさも特大のものとなり、なんだか居酒屋にいる気分になってきて、話弾み、時間がどんどん過ぎていく。案内してくれた宮本さん曰く、「地震が起きたとき、地元でのブランド男山の売り上げが7割も減って、自分は経理担当していて、会社倒産の危機だった。それが、東京はじめ全国の皆さんの東北応援で全国ブランドの八仙の売上げが、それを補う以上にのび、今会社はある。社長からも、全国からせっかく来てくれた方には、けちけちせず、せめてのお礼にどんどん飲んでいただきなさいと言われてる。」だそうだ。なんだか少し泣けるいい話だ。ぜひ、地元の男山を買って帰ろうとしたが、もうここにはないよう。
試飲→販売という流れでなく、本当にこの酒蔵のことを知ってもらいたい趣旨で見学させてもらった。よかった。この八戸にきた、意味の半分はここで果たされた。青森 八戸酒造 酒蔵見学
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