ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

2024/5/4「題名のない音楽会」に東亮汰さん出演

2024-05-03 | ヴァイオリン
明日5月4日(土)10:00〜、テレビ朝日「題名のない音楽会」に、私が注目する若手ヴァイオリニストの東亮汰さんが出演する予定です。

東さんは、桐朋学園大学を首席で卒業。日本音楽コンクールのヴァイオリン部門第1位受賞。
現在は反田恭平さん率いるジャパン・ナショナル・オーケストラのコアメンバーです。
このオケのプロデュースで国内各地でアンサンブル等の演奏活動をしていますが、なかなかチケットが取れないアーティストになってしまいましたね。
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2023年のヴァイオリンレッスン記録

2024-03-23 | ヴァイオリン

昨年は1年間、ヴァイオリンのレッスンの話を書いていませんでした。
もう弾き方を忘れてしまいそうな曲もあるので、備忘のため教わった曲をまとめておきます。

2022.11月~2023.1月
ラフ作曲 カヴァティーナ(ニ長調)/「バイオリン名曲31選」から
ヨアヒム・ラフ、19世紀のスイスの作曲家。
カヴァティーナは、1859年に結婚した年に発表した「ヴァイオリンとピアノのための6つの小品(Op.85)」の三番目の曲。
同じメロディーが3回繰り返される箇所があり、3回目は重音になり、とてもきれいな響きになるのですが、苦手な重音で指に力が入り必死に弾いていました。

2023.2月~3月
ドルドラ作曲 思い出(ニ長調)/「バイオリン名曲31選」から
フランティシェク・ドルドラ、19~20世紀のチェコのヴァイオリニスト&作曲家。「思い出」はヴァイオリンとピアノのための小作品。
冒頭から、弾いていると踵が上がって体が伸びそうになる、三連符の上りアルペジオ。のどかで品のあるメロディーで心地よいのですが、中間部でまたしても重音に苦しめられます。ヴァイオリニストならではの技巧が見え隠れしていて、意外と難しい曲です。
この時期に、音階練習と共に重音練習もレッスンに取り込まれました。

4月~6月 
ドヴォルザーク 我が母の教え給いし歌(変ホ長調)
発表会に弾いた曲です。
全7曲からなる「ジプシーの歌(Op.55)」の第4曲目の曲。もともと歌曲だったものがクライスラーによりヴァイオリン用に編曲され、その原譜を使いました。
ピアノと合わせるととても美しい、私の大好きな曲の一つです。
ピアノの楽譜を見るまで気が付かなかったのは、ヴァイオリンは2/4拍子、ピアノは6/8拍子で書かれています。ピアノの拍子は考えず、メロディーを全体で把握していれば自然に合います。
表現方法の参考のために、ヴァイオリニストの東亮汰さんのYouTube動画を繰り返し視聴しました。
最後にはヴァイオリンのカデンツァがあります(これがない楽譜もあり)。カデンツァがきれいに決まれば、総て良しでしょう。

7月
ドルドラ 思い出(続き)

8月
バッハ G線上のアリア(ハ長調)/「バイオリン名曲31選」から
本当にG線だけで弾きます。
Lento、4/4で全音符のミ音で始まりますが、弓の配分を考えたり、拍をしっかり取る必要があります。
レッスン3回ほどで完成し、この名曲31選の中で初めて先生に褒められました。

9月~11月
ドヴォルザーク ユーモレスク(ト長調)/「バイオリン名曲31選」から
初級の頃に弾いたユーモレスクとはレベルが格段に違います。この曲もクライスラーがヴァイオリンのために編曲したものです。
装飾音あり、重音が満載で指の先がカチカチに硬くなりました。
三か月練習しても思っていたようには弾けませんでした。
ユーモレスクは好きなのに、がっかりです。

12月~2024.1月
ブラームス ハンガリー舞曲第5番(ト短調)/バイオリン名曲31選」から
簡単な楽譜が他にもあるのに、この楽譜は難しすぎる。
元々管弦楽用に作曲されたものを二重奏に編曲したものなので、重音で演奏しないと曲らしくならない。そこを考えたハイレベルの楽譜です。
無理に重音で弾かなくても良いと言われたのですが(確かに重音でなければ楽に弾けそうなのですが)、3重音、4重音のところは2重音だけにして、なるべく重音で弾いてみました。
私のレベルで2か月で完成するわけがありません。
出来は兎も角として、最後まで頑張って弾いたので、努力賞でしょうか。
できたことにしてくれました。

この曲集、これ以上先には進めません。
先にはチャルダッシュあり、ツィゴイネルワイゼンあり、絶対無理無理……










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ト長調のユーモレスク

2023-09-25 | ヴァイオリン
2023.9.24

少し涼しくなり、これから徐々に秋らしくなるのか、一気に気温が下がるのかわかりませんが、取り敢えず、昨日今日と衣替えです。
ここ数年で二の腕や背中周りに脂肪がつき、まだ着れると思って取っておいた服のほとんどがきつくてショック。😫 
きつくて着れないとなると諦めは早いです。
結局、衣替えではなく、リサイクル向けの衣類整理になりました。

ところで、今年は数か月にわたってブログを書けなかったことに加えて、ヴァイオリンのレッスン記を一年間書いていないことに気が付きました。
別にやめたわけではなく、レッスンも休まず通っています。
レッスン曲集の後半に入り進行度が落ちてきました。1曲に3か月近くかかることもあります。
曲の難易度がアップしているのに、練習時間を十分取れず、レッスン日当日に猛練習をするなんてことをやってるのでなかなか進歩せず。やはり、練習は毎日やらないと上達しないと痛感しています。

さて、今月からドヴォルザークの「ユーモレスク」に取り掛かっています。
初級の頃、スズキの教本第3巻でも習いましたが、あれは初級用に易しく編曲されていて、確かニ長調。
聴いている分には易しそうな曲ですよね。
現在やっているのは原曲に近いもので、ト長調。
重音の連続技の入った難しいものです。
この重音部が流れるように弾ければ、とてもきれいな曲なのですが、私はまだ譜読みを始めてから3週間、押さえる二本の指の幅の調節や移動に四苦八苦です。
ピアノなら鍵盤を押せば正しい音が鳴りますから容易いのですが…
ヴァイオリンは、音を安定させるのが難しい楽器です。
今日上手くできても、翌日はできなくなっていて、落胆することも。

先週日曜(9/18)のNHK-Eテレの「青のオーケストラ」ですが、偶然にもタイトルはユーモレスクでした。
吹き替え演奏者のヴァイオリニスト・東亮汰さんの演奏が聴けましたね。
あのユーモレスクは、私が練習しているのよりやや易しいユーモレスクでした。
難易度は楽譜の編集者、出版社等によって異なることもあるのです。









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青のオーケストラ・東亮汰さんのトークショー&リサイタル

2023-08-26 | ヴァイオリン
2023.8.10

NHK Eテレで日曜に放送中のアニメ「青のオーケストラ」で主人公のバイオリン演奏の吹き替えを行っている、若手バイオリニストの東亮汰さんのトークショー&リサイタルに行ってきました。
場所は、東京都港区のNHK文化センター青山。
10日前に東さんの告知で知って、申し込んだら席はまだあり。これはラッキーでした。
会場には100人もいなかったと思います。


「青のオーケストラ」は、阿久井真による元天才ヴァイオリニストの少年を描くアンサンブル青春コミックが原作で、高校のオーケストラ部を舞台に、個性豊かな仲間たちが情熱を音楽にのせて織りなす、青春のアンサンブルドラマ、だそうです。
東亮汰さんは、このアニメ・ドラマの元天才ヴァイオリニスト、青野一の吹替演奏をしています。

実は私はこのアニメをまだ見ていません。先月、吹き替え演奏をやっていることを知り、放送日をチェックしていたのですが、なぜか放送時間を忘れるのですね。
改めて確認して、毎週日曜の17:00からEテレで放送。
今月に入って、さあ見ようと思ったら、夏休みで3週間放送休止。
ですが、明日、8/27㈰17:00〜再開するようです。

なぜ、番組を見ていないのに、東亮汰さんを知っているのか。
これは、別の投稿で説明しますが、YouTubeで彼の出身大学の桐朋学園作成の演奏動画を見たことがきっかけです。
桐朋学園大学を首席で卒業、日本音楽コンクール第1位受賞。現在21歳の桐朋学園大学院の学生で、且つ、ピアニストの反田恭平さん率いるジャパンナショナルオーケストラに所属するプロヴァイオリニストです。

さて、トークショー&リサイタルの話に戻ります。
トークショーの話は長くなるので、別の機会にしましょう。
注目したいのはリサイタルです。
東さんの使用したバイオリンは、1850年代のストラディバリウス。
演奏曲目は2曲。青のオーケストラの主人公、青野一が過去の放送で弾いている「カノン」と、これから放送される中で弾くという「ユーモレスク」を披露して頂きました。
会場は、NHK文化センターの教室、いわば会議室のようなところです。
コンサートホールのように音は拡がりません。
その代わり、ストラディバリウスの音色が間近で聴こえてきます。
カノンを弾き始めた時にハッとしました。
何なの、この音色は…。
言葉で表現するのは難しいのですが、まろやかで温かみがあり、明るさの中にも深みを呈する音色でした。
コンサートホールによって響きや音色が変わると思いますが、これが本来の音質ではないかと思いました。

この写真を撮った私の席から譜面台までの距離、数メートルです。かなり間近で聴くことができました。

東さんの演奏は、バイオリンの響きや音色の良さを引き出す力や情緒的な表現が気に入っています。

明日は忘れずに観たいと思います。
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11/8 五嶋みどりさんのデビュー40周年記念ステージ (後編)

2022-11-23 | ヴァイオリン
サントリーホールのPブロックの席は、ステージの後ろ側なので、こちらから見ると手前がピアノ、ヴァイオリン奏者のみどりさんがピアノの向こうで、しかも演奏中は後ろ向きです。
最初は、手前のピアノの音が強く耳に入ってくるので、ヴァイオリンの音が聴き取りにくいと感じるのが難点ですが、段々耳が慣れてきます。
でも、ホールのS席よりも、ステージに近い。手すりがなければ、ステージに降りられそうな距離です。

五嶋みどりさんとピアニストのジャン=イヴ・ティボーデさん、ソナタ一曲終わるごとに客席にお辞儀をして袖に入りまた出てくるのですが、ホールの客席に挨拶した後、後ろに向きを変えてPブロックへも挨拶してくれるのです。
ベートーヴェンのソナタ、最後の7番が終わった後にみどりさんの立った位置が私の正面。
こちらを向いてお辞儀をされた時に目が合って、私もお辞儀で返しそうになったほどでした。
(このような場合、目が合った気がしたのではないか、と言われそうですが、距離は数メートルでしたから、それはないかと…)
拍手し続けましたけど、やっぱりお辞儀して返せばよかったかな。


Pブロック、私が座った最前列の席からの風景ですが、実際はもっと近い距離感覚があります。

リサイタル終了後、みどりさんが40周年の記念にファンのために出版された、ヴァイオリンを始めてから現在に至るまでのエピソードや写真を掲載した簡単な自伝のような本を頂きました。

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