ヴィヴァルディの曲に入ってから、ポジション移動が多く、音階の幅が広くなってきたため、音階練習を始めることになりました。
使用する教本は、小野アンナの音階教本。
バイオリン関連で検索すると時々名前が出てくるので気になっていましたが、表紙を開けると左ページに小野アンナさんの写真が掲載されています。
名前だけで日本人かと思っていましたが、ロシア貴族の生まれのロシア人です。
教本の紹介文には、編集当時のソビエト連邦出身と書いてあります。
1950年代に日本人と結婚されて日本でバイオリンを教えていたそうで、後に離婚して当時のソ連へ帰国し、この本を作られたようです。
離婚したのになぜ小野姓を名乗っていたのか不明ですが、帰国しても日本への思いがあったのか、元の姓に戻すのに、何度も日本を行き来するのが大変だったのか、でしょう…
このアンナさんの元夫というのは、オノ・ヨーコさんの父上の弟で、つまり、アンナさんは、一時期は義理の叔母だったようです。
教本にもどりますが、内容は2オクターブ、3オクターブ等の全て音階のバリエーションでまとめられています。バイオリンの音域は4オクターブだそうですが、すでに、2オクターブの高音キーに指が届かず四苦八苦しています。😅
表紙は地味ですが、初版から約60年経ってもバイオリンの指導本として愛用されている重みのある本です。
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