9月27日、スペイン・マドリードでは、世界観光デーのイベントとして、プラド美術館とマドリード・フラメンコタブラオ協会のコラボにより、美術館でのフラメンコ特別公演が行われました。数分ですが、当日撮影された動画が発信されています。
フラメンコは2010年に世界文化遺産に登録され、また、スペイン独自のものでありながら、このコロナ禍で公演は全て中止、マドリードのタブラオも相次いで閉店を余儀なくされ、フラメンコアーティスト達は踊る場所や収入を失っています。このような状況下でもフラメンコ文化が廃れてしまうことがないように企画されたものです。
プラド美術館の広い空間の中で、美しい絵画を前にして踊る姿はまるで絵から飛び出してきたようです。後半は、ベラスケスが描いたマルガリータ王女の一族の有名な作品「ラス・メニーナス」の前で全員が踊ります。
美術館とフラメンコ界のの新しい試みのようですが、コロナ禍だから実現した企画ではないでしょうか。
出演は、Antonio Najarro(演出・ディレクター)、Manuel Liñán、Olga Pericet、Eduardo Guerrero、 Jesús Carmona、Cristina Cazorla、 María Mezcle (カンテ)
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