節分の思い出は、なんと言っても鬼を全身全霊で怖がって泣きじゃくって必死に逃げていた、娘の姿です。
まだ2歳くらいでしたかね。
パパに鬼役になってもらう際に、私もまあ雑な注意ははらっていました。
お面被って、髪の毛でバレないように帽子で隠し、その上からマフラーを巻いて鬼のたてがみっぽくみせたり、そして私の赤いコートを着てもらいました笑
コーディネートは子供騙しとしては及第点。
しかし、役者が悪い。
いつもの通り、のそのそ。
「悪い子はいねがー」
と、夫はナマハゲと間違えている演技になっていました。
明らかに夫の口調で、声色ひとつ変わっていない。
しかし、こんなにもやる気のない鬼っているのか?と思うのは妻だけで、娘の怖がり方は尋常ならざるものでした。
「もういい子にするんだよ?」
と、サンタさんかのように優しく声をかければ、逆にその気味の悪さからか大泣き。
阿鼻叫喚ですよ。
悲壮感の中にもひしっとしがみついてくる手の力は、生命力を感じてみたり、私の責任感を思い起こさせてくれたり。したと思います。
鬼が去って、パパが帰宅すると
「今ね、鬼さん、いたの。」
と、しおらしくご報告。
「えっ!今ここにいたの?さっきそこですれ違ったから、大丈夫か心配だったのよ。」
と、ここへきてまさかの夫の迫真の演技。
娘、固まる。
「よかったね、ちゃんと逃げたんだよ!」
みたいな謎のフォローをする私。
そんな素敵な節分がありましたとさ。
最近、録画を見てこんなことあったんだあ、と微笑ましくなりました。
昔すぎるのかな、ちょっとは覚えてるんですけど。
そして娘はもちろん忘却の彼方。。
娘にとっての節分の思い出は、おばあちゃんのお家で食べた恵方巻きなんだそうです。
5歳くらいのことですかね。たぶん。
今年は小袋の豆を鬼に投げ、拾ったものの衛生的なお豆をたくさんいただきました。
コロナ禍だからこそ、全力!!
娘の思い出にちなんで、恵方巻きの、太巻き作りにも挑戦しました。
これがなかなか、うまくいきまして!娘も初挑戦なのに良い感じに作れました。味も良し!
みんなで思い出がまたひとつ作れたことに感謝です。