


東日本大震災被災者の方々の為に祈ります。
あわれみ深い神様、あなたはどんな時にも私たちから離れることなく、
喜びや悲しみを共にしてくださいます。
今回の大震災によって苦しむ人々のために、あなたの助けと励ましを
与えてください。私たちもその人たちのために犠牲を捧げ、祈り続けます。
そして、一日も早く、安心して暮らせる日が来ますように。また、この震災
で亡くなられたすべての人々が、あなたのもとで安らかに憩うことができま
すように。主キリストによって。アーメン。
母であるマリア様、どうか私たちの為にお祈りください。アーメン。
。。。
新しいロザリオの祈りで祈ります。
アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、私たち罪びとのために、今も、死を迎える時も、
お祈りください。アーメン。
。。。
半分ずつ。一本。
今度は2本纏めて見る。
日本映画。
「歩いても歩いても」と「落下する夕方」。
。。。
「歩いても」。
監督さんは、是枝裕和さん。
女優さんは、
夏川結衣さん、YOUさん、樹木稀林さんら。
男優さんは、
安部寛さん、原田芳雄さん他。
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「落下する」。
監督・合津直枝さん。
女優さんは、
原田知世さん、菅野美穂さん、国生さゆりさん他。
男優さんは、
渡部篤郎さん、大杉漣さんら。
監督の2人は、映画「幻の光」でクロスする。
監督・プロデューサー。
。。。
横浜と新宿が舞台。
事故。
1つの海難事故。2つの落下事故。
それぞれに傷を負って生きている。
「何故彼だったのか」、「彼を不随にしてしまった」。
。。。
日常の些細な出来事を通して、様々な感情の機微が微妙に作用していて・・・。
愛情・嫉妬、親密・ぎこちなさ、・・・。
「ブルーライトヨコハマ」、電話口の「Heaven‘s Kitchen」(?)
その中、ふとした場面で喪失感が激しく溢れ出す。
母が部屋で蝶を追う夜の場面、セリフ「誰かのポケットに入りたいだけ」。
ナレーションで語られる両親の死、唐突な華子の死。
海。
ラストに向かう海の場面が共に印象的。
朝と夕。親子孫と同じ心の傷を負った者。沈んだ舟、沈む夕陽。
「海に入らないで」、「逃げようか」。
。。。
どちらかというと、共に女性のドラマ。
それぞれに何通りもの人間関係・ドラマが描かれていて。
編をクロスしてそれらを互いに比較する、
詳細を論じると面白いと思う。
が、留める。
。。。
ただ、
夏川結衣さんの際立った美しさが印象とだけ。
。。。
。。。
“私は長いこと、ある非常に有能な年上の女優と一緒に暮らして来たが、
彼女は、私の潔癖な演劇理論を揶揄して、演劇とは糞であり、・・・と
言った。「・・・あなたはトーマス・マンのドクトル・ファアストの様に
梅毒病みの阿婆擦れ女の所に行くべきだわ。」・・・この美しい天才的な
女優は・・・五十歳にしてある精神病院で死んだ。すべて思いのままに
生きた結果がこれだった。自己を表現する方法を知らない芸術家という
ものは、危険な人間である。“
今、「ベルイマン自伝」(木原武一氏訳;新潮社)を読んでいます。
「報われぬ努力」。
流れとして、小津監督関連の本から引用すべきと分かっている。
ただ、予想はつく。
そこで「ベルイマン」から3つ。
男女の別れ。
。。。
“イエーテルボルイ出身の舞台装置家を雇ったことろ、十年来の付き合い
という彼の女友達がある若い俳優と駆け落ちした。・・・「彼女は私の所に
戻って来ると思っています」・・・、彼は倒れ、もうこれ以上やっていけ
ないと言った。そして、荷物をまとめ、帰って行った。そこで彼は一旗
あげ、新しい恋人を見付けた。“
“ストリンドベルイは、王立劇場所属の若くて、何処かエキゾチックな
美しさを湛えた女優ハリエット・ボッセと結婚した。・・・女は怒って家
を飛び出し、・・・詩人は立派な舞台に一人残される。・・・これまで感じ
たことの無い孤独が彼を襲う。・・・「生きることに比べれば私の詩など絵
空事だと思える様な一瞬もある。」・・・今度ばかりは傷を癒すことは出来
ない。苦悩が未知の領域にまで穴をあけ、新たな鉱脈を探り当てる。彼は
日記に、流す涙が目を洗い清め、自分自身と隣人を寛大な目で見るように
なった、と書いている。彼は新しい言葉で語り始めているのである。“
。。。
“私にとってリハーサルは、しかるべき用意の整った部屋で外科手術を行
う様なもので、そこには規律と清潔さ、光と静寂が必要だ。“
“リハーサルは、・・・演出家が俳優を個人的に診察する場ではない。”
並行してで演劇理論も語られる。
“私も、バッハが喜びと呼んだものを体験している。それが私を危機と悲
哀から救い、この心臓と同じ様に忠実に働いて来た。“
別れと対応するかしないか?
映画とはどうか?
。。。
もう一つ。外科医で。
“As I was nearing the end of the
suburb、walking along under the gas
lamps、I felt an arm being slipped
into mine、and I heard a voice in
my ear、saying:“Are‘nt you a doctor?”
I looked;it was a tall、robust young
woman with very wideopen eyes、hardly
any make―up、and long hair flying in
the breeze with the strings of her
bonnet .“
“”I‘d like to him to come to see me
with his instrument case and his
apron、and even with a little blood
on it .“”
(“Miss Bistoury” from“Paris Spleen”
(C.Baudelaire;A New Directions Books)
2人の原田さんの演ずる役に注目する事に・・・
樹木さんと菅野さんの対比の予定が。
。。。
2本ともいい映画です。
是非、一度と云わず何度も見てください。
それだけの価値はあると思います。
また、「ベルイマン」も。
。。。
音楽は10枚組みでなくリアルプレーヤーで、
ニューミュージック・アンソロジーを聴きながら書きました。
今「卒業写真」。
写真は、今年の小津映画祭。
「大鹿騒動記」の阪本順治監督。
ミーハー。
”スミレ・セッテンバー”・カメラ小僧。
リアルの追求でなくリアからの追っ掛けでしかない。
飯田は寒さが緩んでいます。
曇、多分。
昨日は、黙想会。
午後7時から。
遅らばせながら、夜中の12時から祈りました。
午前1時頃まで。
帰りの街は、“風の街。問わず語りの声が切なかった。”
(あっ、またこんなところでリアルが混在してしまって。)
。。。
今日と新しい一日が皆さんにとって良い日でありますよう、
お祈り申し上げつつ。
また、この小文が皆様の何らかの糧となりますよう。
主のお恵みが皆さんに豊かに御座いますよう、
主イエスキリストの御名によってお願い申し上げつつ。
主への賛美と感謝とともに。
2011.12.2. 乗倉記す