「ジェイムズ・ジョイス伝1」
(R.エルマン、宮田恭子女史;みすず書房)
を読む。
0時頃から読み始めたので、未だ125ページ、
「7 1902(20歳)」まで。
/
イェイツとジョイスのカフェでの出会いが面白い。
「・・・町に出ると一人の青年が近づいて来て、
二人に共通の知人の話をした。/私は青年の名前
を思い出した。彼は、私よりももっと向こう見ず
な反逆のリーダーである私の友人(ジョージ・ラ
ッセル)を訪れ、未明まで哲学を論じた青年だった。
・・・/・・・彼が私に読んで聞かせてくれたのは、
未熟だが美しい不思議な調和を見せる短い描写と瞑
想の散文だった。・・・私は作品を褒めたが、彼は、
「気に入ってくださろうがくださるまいが、どうで
もいいのです。何の関係もありません。どうしてあ
なたに読んで聞かせているのか分かりません」と言
った。」(p.116)
そして、こう結ばれる。
「そして今、私はまだ、この本をアイルランドの新
聞社に送ったものかどうか迷っている。若い世代が
彼ら自身のドアと私のドアを叩いている。」
(p.118)
/
リサーチの詳細さに瞠目。
ジョイス作品理解に必携のお薦めの一冊。
/
写真は、土曜日。
飯田リトル卒団式。
Real Playerで
“Roockie‘s Thema”をききつつ・・・。
+主のお恵みが皆様に。
2012年11月1日
乗倉記す
(R.エルマン、宮田恭子女史;みすず書房)
を読む。
0時頃から読み始めたので、未だ125ページ、
「7 1902(20歳)」まで。
/
イェイツとジョイスのカフェでの出会いが面白い。
「・・・町に出ると一人の青年が近づいて来て、
二人に共通の知人の話をした。/私は青年の名前
を思い出した。彼は、私よりももっと向こう見ず
な反逆のリーダーである私の友人(ジョージ・ラ
ッセル)を訪れ、未明まで哲学を論じた青年だった。
・・・/・・・彼が私に読んで聞かせてくれたのは、
未熟だが美しい不思議な調和を見せる短い描写と瞑
想の散文だった。・・・私は作品を褒めたが、彼は、
「気に入ってくださろうがくださるまいが、どうで
もいいのです。何の関係もありません。どうしてあ
なたに読んで聞かせているのか分かりません」と言
った。」(p.116)
そして、こう結ばれる。
「そして今、私はまだ、この本をアイルランドの新
聞社に送ったものかどうか迷っている。若い世代が
彼ら自身のドアと私のドアを叩いている。」
(p.118)
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リサーチの詳細さに瞠目。
ジョイス作品理解に必携のお薦めの一冊。
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写真は、土曜日。
飯田リトル卒団式。
Real Playerで
“Roockie‘s Thema”をききつつ・・・。
+主のお恵みが皆様に。
2012年11月1日
乗倉記す