お釈迦さまはこうおっしゃっています。
静寂なる人は
勝敗を離れ
安らかに
横たわる
たしかに辛い、悲しい思いをしたり、人から裏切られた人に、「忘れようよ」なんて言えません。
怨むことに気持ちが向けられるのもわかります。
しかし怨んだらそれで解決できるかと言えば、できないのです。
そう簡単に断念することは難しいでしょう。
しかし、私たちは、悲しみを抱きながらでも、怨みをもって報復することを断念していくまで、時間をかけていくしかないのです。
これは負けたことではありません。
怨みに視野を向けることではなく、訴えていくしかないのです。
この映画では復讐しようとする男に最後、問いかけます。
「まだ続けるのか このままでは亡き娘さんの思い出を汚すことにもなる」と。
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