分解掃除を実施した時計は、透明箱にいれて数日様子見期間とします。
やはり「初期不良」の可能性があること、ケース入れまで行うと再度分解しなくてはならないので、工数削減の要素もあります。
毎朝、動作確認します。透明ケースなので上から眺めるだけですけど、動作確認です。
ケースの付けているシールも自作ですが、必要な事を記入しています
続いて「ケース入れ」作業
ケースはとにかく拭き上げが大切です。ガラスも裏側から丁寧に拭き上げます
裏蓋にはケース入れの日にち記入しています。
時計文字板部やケース裏側をチリ拭きで空気を当てて小さいホコリやチリを取り除きます。
しつこいと思われるくらい実施しています。
その後に目視点検し、ケース入れです
キレイな状態で納めることが出来ました。
ケースに入れた後も、先ほどの透明箱にいれて毎朝動作確認です。
ケース入れ後の動作不良の場合、「針スレ」と言って、「最上部の針がガラス裏面と擦れて遅れる」現象が起こりえます、なのでまた数日、様子見期間が必要になります。
お預かり期間が長くなる一因にもなりますが、このような様子見期間は、お渡し後の動作不良減少には非常に大切だと考えています。