ロンジン婦人用のお品物です。分解掃除のご依頼です。
2針、内側に切分をデザイン、数字配列も興味深いモノがあります
数字の9.10.11.12.1.2.3.は時計中央を文字下にして表記していますが、4.5.6.7.8は時計中央を文字上にしての表記、切分のカーブに合わせたフォント、「6」と「9」の横幅の違い、「10」「11」「12」「1」の1フォントの違い、「3」「9」が何故中央文字下表記なのか? など眺めていると、気が付く事もありますが、さすが老舗時計ブランドです。違和感無く、数字の傾きは異なるのに、視認性が高いことに感心させられます。
ムーブメントはETA280.002 小型のムーブメントです。
画像に難ありますが、全ての数字表記が少しだけ盛り上がっています。
簡単な技術では無いでしょうが、このような部分も注目すると面白いです。
【ロンジンについて】
アーネスト・フランシロンによりスイス サンティミエにて1832年創業、気品漂うエレガントな佇まい。ロンジンは、190年以上歴史のある有名老舗ブランドです。第1回オリンピック公式時計やリンドバーグの大西洋横断飛行など数々の栄光を支えてきた実績と品質の高さから、「ロンジンなら間違いない」と日本でも絶大な信頼と知名度を誇ります。
ちなみに日本で現存する最古のロンジンは1869年、薩摩藩主島津忠義が西郷隆盛に贈った懐中金時計です