修理作業の工程に「分解」があります。分解しながら、各部品の点検と様子の確認をします。
パッと見て判断出来る違和感もありますが、「同じ機種を手掛けた件数」でより感度の高い気づきがあると思います。
今回のお品物では、曜日板外した瞬間「あれっ」と思いました。
曜日板自体が浮き上がっていたこともあり、「何か異物混入起因」とにらんで分解していましたが、何かが違います。
画像ほぼ中央に、カビのようなふんわりした感じのモノが見受けられます
中央〇部分です
拡大しました
当初「カビ」と思っていた物質は、プラスチック地板と周辺部品の擦れにより、発生した「削りカス」である事が判明、地板をゆっくり削り変化させていたことになります。
やはり「金属VSプラスチック」では金属が固く、ダメージを受けるのは、プラスチックになります。
「地板の交換」「浮き上がっていた曜日車周辺部品の再確認」が必要になりました。
今回の事例は珍しい事ですが、最初の「読み」がハズレたことから、再確認作業が発生します。
何事も経験と思いますが、自身もビックリの事例でした