弓カン調整の終盤には「弓カン自体」の仕上げ作業があります
ヤスリ掛け、曲げ伸ばし等、ヤットコでつかんだりするので加工作業時には大小のキズが付きます。
折角のご依頼です。出来る限りキレイな状態でお渡ししたいのと、ケースとメタルバンドのつなぎ目部分でもありますので、ツヤ消しツヤ出し出来る限り似合うようにしたいと考えています
今回はケース・バンドの様子から「全面的にツヤ出し」へしました
番手の粗いヤスリから細かい番手へ変更しながら数回のヤスリ掛けで小傷を目立たなくして、最終段階で磨き上げます
手で持ったままだと、リューターの回転摩擦からとても熱くなりますが、ヤッコトで掴むとまたキズ付けてしまうので、熱くなったら冷やし再度作業を繰り返します。
今回の仕上がりは想像通りです。
良い弓カンが出来ました。
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