分解掃除後の管理とケース入れ作業

分解掃除を実施した時計は、透明箱にいれて数日様子見期間とします。

やはり「初期不良」の可能性があること、ケース入れまで行うと再度分解しなくてはならないので、工数削減の要素もあります。

毎朝、動作確認します。透明ケースなので上から眺めるだけですけど、動作確認です。

ケースの付けているシールも自作ですが、必要な事を記入しています

続いて「ケース入れ」作業

ケースはとにかく拭き上げが大切です。ガラスも裏側から丁寧に拭き上げます

裏蓋にはケース入れの日にち記入しています。

時計文字板部やケース裏側をチリ拭きで空気を当てて小さいホコリやチリを取り除きます。

しつこいと思われるくらい実施しています。

その後に目視点検し、ケース入れです

キレイな状態で納めることが出来ました。

ケースに入れた後も、先ほどの透明箱にいれて毎朝動作確認です。

ケース入れ後の動作不良の場合、「針スレ」と言って、「最上部の針がガラス裏面と擦れて遅れる」現象が起こりえます、なのでまた数日、様子見期間が必要になります。

お預かり期間が長くなる一因にもなりますが、このような様子見期間は、お渡し後の動作不良減少には非常に大切だと考えています。

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【GUCCI】ガラスの交換

グッチのお品物です。落下した際のガラスにダメージがあり、交換のご依頼です。

ガラス飛散防止のためセロハンテープ貼り付け保護します

はみ出たセロハンテープは外す際に抵抗になりえるのでガラス形状に合わせカットします

普段は裏蓋等を閉じる器具を使用し押し出します。

幅と厚さを採寸し、新しいガラスを入れます

無事終了しました。

今回のように破損の場合や、経年によるキズの為視認性が低下したためガラスの交換は事例としても比較的多い案件です。

丸いガラスの場合は比較的スムーズに進行しますが、サイズや厚みの兼ね合いで作業出来ない事もあります。

丸形状以外のガラス交換（例：四角・樽型・変形）はまず純正を探しますが流通量が比較的少ない事が多く状態の良い純正はまず無い事が多いです。

そうなると職人さんによる手作りガラスを注文せざるを得ません。

費用・納期時間共に汎用ガラスよりはるかに掛かります。

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【RADO】分解掃除とローターの異物

RADOのお品物、分解掃除のご依頼です

２針、カレンダー無　巻き芯部の変色と針や棒字のクスミが気になりました。

ムーブメントは、ETA976.001受板にはRADOロゴ入りです

分解すると･･･

中央にローターがあります。クオーツ時計においては信号を受けて、最初に動作する部品です。永久磁石を使用した部品で作成されることが多いです。そのローターに違和感がありました。

下部に何か出っ張りのようなものがあります。

何か付着している様子、磁石で出来ている為、鉄粉や切子、サビ粉の付着はあり得ることです。

今回は鉄粉のようです。この状態では、正常な運針は見込めません。

普段よりの時間を掛け洗浄し、鉄粉は取り除くことができたようです。

これから組み上げ作業です。

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【日程変更】金・プラチナ・宝飾品買取フェアー

当方の都合により、毎回好評の「金・プラチナ・宝飾品買取フェアー」日程を変更しました。

今月初めから事前告知していましたが、告知中の日程変更となります。

申し訳ありません･･･

4/21から4日間の開催となります。

2週間後ろにズレましたので、「お探し頂くことの出来る期間が長くなった」と考えて頂けるとありがたいです。また少しは暖かくなっていると思いますので、ご容赦下さい。

既に袋の小さいチラシは配布中です。店頭、店内掲示物・ホームページ内情報は全て刷新致しました。

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【DIESEL】の時計は大きいです

ディーゼルのお品物　電池交換のご依頼です。

リューズが３時９時位置にあります。時計自体が２個入っているお品物で、それぞれのリューズです。

近年人気上昇していますが、ちょっと前まで電池交換依頼があると困っていた時期がありました。

原因はその大きさ

やや大きめのダイバーズウォッチと比較してもご覧の通りです。

「側開器」と呼ばれる工具ですが、一般品では爪を引っかけることが出来ません

工具屋さんに問い合わせると「大きいサイズ用もありますよ」と教えて貰い購入

両方とも最大限に広げています、結構「差」があります

この工具だと安心して作業出来ます。

サイズが合っていない工具を使用すると不具合発生のリスクは高まります。

適切な工具と正しい使用方法を選択することで時計への負荷は減少出来ると思っていますので、工具類は増えていく一方です。

 

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店内掲示物の交換

店内掲示物は、ほとんど自身で作成しています。

「必要な時に」「必要な情報を」「より分かりやすく」を考えていますが、思うようにはいきません。

短い間隔で交換するものもありますが、ある程度の長期間掲示するものもあります。

今回は店内でもより目立つ場所の掲示物作成し直しました。内容に不備が無ければ数年は掲示すると思います。

形状には違いありますが、お客様へ商品お渡しする袋の内容を一部変更したモノを使用しました。

「統一感」「整合性」が少しでも向上すると良いと思います。

少しの「工夫」「気づき」「手間を惜しまず実施すること」が重なるともっとお客様に伝わるモノが出来ると思いますが、３つとも難しいですね。

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確定申告準備中

本日お休み頂いております

朝から確定申告の準備で忙しくしています。

例年お邪魔している税理士さんの所へは行かず、郵送でお願いしています。

明日発送しようと思っていますので、結構大変です。年に一回ですので「思い出す」まで時間が掛かります。

 

それと２月下旬から　今までの「日曜日定休」を「日曜祝祭日定休」変更する兼ね合いもあり、各種媒体の見直しをしています。

「思いつき」で「思うまま」作成していた販促物を一定のルール（フォントや色使い）を設けて、作成していった方が都合が良いかな？と考えゆっくりじっくり変更しています。

まずは確定申告！あと少しって感じになってきました。

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「atスタンプ」終了します

当店の所属する「上石神井商店街振興組合」の事業に『atスタンプ』（アットスタンプ）があります。

お客様お買い上げ毎にスタンプを進呈、それを集め台紙に貼り、満欄台紙１冊で金券として発行店舗での買い物や銀行に入金も出来るサービスです。

そのサービスが2023.2/19にて終了します。

今後スタンプ提供はしない事となります。但し既にお持ちのスタンプの換金作業は2023.12/31まで可能となっています。満欄台紙は１冊￥500円ですが、端数に関しても対応出来るようです。

当店でも通常￥1.500～￥2.000の電池交換を満欄台紙２冊（￥1.000円分）で出来るサービスも行っておりましたがこちらも同様に終了となります。

この数年、お客様からは「スタンプ配布するお店が減っていて中々満欄台紙にはならないね」とお話頂く機会が増えていました。開始時と比較したら参加店は異常なほど少ない現状でした。

やはり「貼る行為」に手間が掛かる事、大企業の主催するポイントカード事業には企画・運営どうやっても太刀打ち出来ない事、店舗側からすると配布するスタンプは購入しお客様に差し上げている事から、経費の面で再検討し、止む無く不参加店になるお店も多いような気がします。

時代の流れには敵わない側面が多く、今回の「事業終了」のようです。

父はこの事業に立ち上げにも関わっていたため、「スタンプ事業」への思いは熱く、私が数回「止めたら」と提案しても頑なに拒否していました。

事業開始当初の台紙も出てきました。台紙下部の店舗広告欄電話番号が「03-3000-0000」の3が無かったので、1991年以前に発行したものと分かりました。

事業開始から30年以上は経過しています。多くの方から支持され上石神井の店舗を盛り上げる材料の一つであったことは間違いなさそうです。

開始時の広告店舗も半分以上は無くなっています。

また商店街でも、「商店街に面した物件も新築時は１階も賃貸住宅」の場合が多く「１階を店舗」にしても「借り手不在問題」があり、空き室リスクもある事から、１階部も賃貸住宅事例がほとんどです。

店舗が減る一方です。継続していること自体、珍しいことと捉えられかねません。

非常に残念な事ですが、当店周辺の現実でもあります。

各個店が魅力あり続け、ファンの方々に支えられ存続することも望ましい形ですですが、店主さんの高齢化や、後継者不在案件は避けられない与件になっています。

当店も含め個人店舗運営は厳しい環境になっていくのではないかと思うキッカケとなる今回の「スタンプ事業終了」でした。

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雪が降っています

今朝から降り始めた雪ですが、朝の段階では「それほど積雪はしない模様」と言いつつも、「上空の寒気次第では･･･」と気象予想の難しさがあるようです。

「それほどでも無さそう」との予想から午前中に車で外出しました。

近くの畑の様子

途中雪が強くなっているような気がして、ラジオで何か情報無いかな？と聞いていると「東京23区に注意報」とのこと、更に練馬ですから都心よりは降りそうな気もするし、早めの帰宅となりました。

２時間後の様子

確実に積もっています。

更に寒くなっている気もします。

雪には不慣れなので、外出等は控え、気を付けて過ごさないといけないようです。

 

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【Jaeger-Lecoultre】置時計 分解掃除

ジャガールクルトの置時計です。

約50年前のお品物、動力はゼンマイ。

「８日巻」と呼ばれ、そのままですが、ゼンマイいっぱいに巻いて８日は動作するはずのお品物です。修理のご依頼です。

金属部は真鍮？その他石を加工したケースのようです。凝った造りです。

裏側からはゼンマイ巻き部、時刻合わせのつまみ、スライドして機械を操作し歩度調整出来るようになっています。

中央右側の突起はゼンマイ回す部分です

裏蓋の裏側

別の時計屋さんでも過去に修理されているようです

文字板側です

最重要部品のひとつ　『テンプ』

分解して気づいたことは、ひとつひとつの部品が非常に丁寧に作られている印象です。

以前の修理技術者の方もキレイな作業で「見習わなくてはならないな」と感じました。

今回のご依頼品は「時間の精度が気になる」「すぐに停止してしまう」ことがキッカケでした。

幸いにも部品の損傷は無く、交換する必要部品も無いようなのでこのまま洗浄し組み上げると完成しそうです。

「年式」「ブランド」など考慮すると部品交換はかなり難しい事になりそうです。その為修理自体をお断りするケースも多々ありますので、そのような状況下で修理進行出来そうなのは、良い事です。

また修理後の確認作業も非常にアナログな作業で、「いつゼンマイを一杯巻いた」。日々「どのくらいの進み/遅れ」具合を書き記し、歩度と、動作経過時間を確認します。１度の工程で８日は必要なので、８日ごとに確認と調整を実施します。また、ゼンマイ巻いた直後と３日後、７日後では歩度も変化します。

全体のバランスを考慮しつつ、また時間精度も追及しつつ、より良い状態を目指します。

商品特性上、どうしても最終の調整作業には、時間が必要になります、最低でも４ヶ月はお預かりになります。

「いざ修理!!」と気持ちが乗らないと作業に取り掛かることが出来ない分野の時計です。やはり私の中では「手ごわい相手？」との印象があるようですね。

今もご依頼はありますが、経年の影響か、状態の良いご依頼品は少なく、残念ながらお断りする事例が確実に増えています。

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