ネタ探しネット探訪で思ったことを書くよ。
いやさ。ほら。アメリカの核の傘とか、敵地攻撃能力とか所謂、報復的抑止力と言われもののみを抑止力の全てだと思っている人は今時そうはいないと思っていたけど、まぁ、そう考えている人もいるんだね。ちょっとビックリ。
例えば、ミサイル防衛は拒否的抑止力だと説明されるじゃない。石破茂議員とかテレビ番組で頻繁に言ってたよね。報道でもそのように表現されています。
実際の効果は別として言うんだよ。ミサイル防衛の効果については其々で認識するとしてね。
所謂、説明としては「ミサイル防衛と言う防御能力が日本にはあるからミサイル攻撃を仕掛けても思ったほどの効果が得られないと敵性国に認識させて【攻撃を思いとどまらせる】。」ことを拒否的抑止力って言うよね。
そう先だって書いた新安保懇の言う「日常の警戒監視活動や訓練で高い能力を見せて侵略を【思いとどまらせる】やり方。」も拒否的抑止力の類なんじゃない。
抑止力について説明される際。「報復的抑止力と拒否的抑止力、更に敵性に対して攻撃しても損害が小さいと言った認識を持たせるためも含め、防衛拠点のシェルター化や国民の避難措置などが組み合わさって抑止力が効果的に機能する。」なんて言うでしょ。
日本には特殊な事情があって報復的抑止力を担保する装備は持てない。これは周知の事実なのだけど、しかし、【攻撃を仕掛けても思ったほどの効果が得られない。】と言う認識を相手に持たせる拒否的抑止力を担保する装備を持つことは否定されていない。専守防衛による抑止力ってそう言うことなんじゃない。
現政府はミサイル防衛を採用しているのに、先だって書いた岡田外相の答弁なんかから引き出して、「拒否的抑止力を全く否定している。」なんて言い分は流石に偏向的だと思うね。
当然、拒否的抑止力だけでは駄目だとは思っているだろうけど、対する認識と効果的に発揮される場合に対する認識を持っていると考えるのが普通なんじゃない。でなければ日本特有の国防なんて語れないのだからさ。
つづく・・・