tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

中国漁船問題・・・俺の愚痴

2010-09-29 16:44:43 | 日記




中国漁船問題。陰謀論も含め、色んな憶測・推測が飛び交っているね。結局のところ中国はナショナリストの批判の矛先が政府に向かわないようにしているのでしょうけれども、日本からすれば中国の国内事情に振り回される訳にも行かない訳でね。

ナショナリストのガスを抜きつつ収めなければ今度は中国政府に批判の矛先が向くなんて言うのは予測の範囲内で、従って釈放ですぐさま中国の態度がが変わるとは、そもそも言えなかったんでしょ。仙谷官房長官が見通しの甘さを認めて反省してますね。しかしながらまだ先があるようなので最終的な評価にはもう少し事態を見る必要があるとは思います。

釈放で中国側から何らかの譲歩を引き出し、それが日本国民目に見えるのなら選択は必ずしも間違いと評価されなかったのかもしれないが、そうでなければ政府の判断は「間違っていた。」と言う声が出ても仕方がない。

一番問題なのは単に逮捕から釈放までの流れではなく、外交として中国側と確りとした意志確認を行っていたか否か。釈放が落し所として中国側の合意を得てやっていないと言う話なら、もう政権担当能力すら疑われる。



中国農業省の漁業監視船が尖閣沖に来ている訳ですが、その船を監視する形で海上保安庁の巡視船が並走している。つまり緊張が高まってるんです。

那覇地検の判断と言う名の日本政府の判断が日本政府の一方的な判断で単に中国の自信を強めただけと言うことになるのなら、それは間違いなく外交・安全保障上の失敗でしょう。

前原大臣が力強く主張していたが逮捕の正当性は当然あるはず。ただ、外交上から言って、それが正解か否かは解らない。何故なら外交とはより多くの国益を得ることが前提なのだから。結果として国益を失うことなるのなら失敗と言う他はない。

各国で法律のあり方が違うでしょう。日本の違法が他国では合法になるものなどたくさんある。そのことを踏まえ確りと判断して行かなければ当然として日本は国益を損なうと言うことになるでしょう。

領土紛争に関して実質的に実行支配した側、また実行支配してる側が有利なのが今の国際社会。極端な話、実行支配している側は相手国の侵攻を自衛の基に排除できるでしょう。国連も侵攻側に有利な判断は出し辛い。だからこそ有利にことを進めるために実質的な支配を目指す。これは当たり前。

尖閣に「領有権問題は存在しない。」当然、日本側は主張し続けるべきです。ただし、それで安心してはいけない。防衛・警備は相対的に強固なもにして行くべき。これも当たり前の話。更に外交上の武器を手に入れる必要がある。

今回の中国の動きで一つ日本にとっての利点を挙げるなら、報道されるように中国と何らかのトラブルを抱える国が警戒感を増したこととアメリカが、それらを保護することの必然性が生まれたと言うことでしょう。

日本は何をするべきか、つまりこれは連携のチャンスです。この期を利用し、早急に連携を構築、更にレアアースに限らずレアメタルの採掘など、今後必要とされる分野の開発を援助する資金を惜しまず供給する。そして対抗力を得る。

同時に中国には日本が如何にも負けたように見せかけ、利益を搾り取る方策を採ることでしょう。能力がないのは如何ともし難い。今の日本には、これしかないでしょうね。

能力がないのなら能力を身に付けるまで我慢するしかないんです。そして能力を身につけたら今度は一気に攻めあげる。将来のビジョンを描き戦略的にことを進めることがここでも必要。

一年に何回も頭が挿げ変わるようでは駄目だ。そして、でき得る限り長く、政権を維持する必要がある。だからこそ、日本の政党、政治家は成長する必要があるんです。当然、国民も成長する必要がある。

「安易な楽観論が今回の事態を招いた。」大方、これが根底にあるでしょうね。ただ、日本外交のもう一つの暗部、「石橋を叩いて、更に叩いて結局渡らない。」では駄目だが、楽観的で安易な選択ではもっと駄目でしょう。

つまり見通しが甘かった。それは反省してください。兎にも角にも、中国と日本は親友でも仲良しでもない。相手は簡単に裏切るし、騙しもする。言葉はポーズでしかない。それは世界中どの国でも一緒です。アメリカに対するのでもそう。その中にあるのだから楽観論よりも悲観論が優先されるのは当然。

「反省だけならサルでもできる。」なんて言葉もあるそうですが、そこから何をするかが問われると言う意味でしょう。今回の失敗をトラウマにしては駄目だ。トラウマにしないためには積極的に攻めることです。必要なのは冷めるまで待つじゃなく積極的な次の一手でしょう。



参考にさせていただきました


【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T00660.htm

【朝日】
http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY201009280497.html?ref=goo


 


思った通りには行かないね・・・日本の政治

2010-09-29 16:29:33 | 日記





私個人の意見を言えば、政権交代は日本の政治が成長する切っ掛けになると思っていた。下手な政治を行えば政権を失うと言う恐怖が、より良い政治環境を作り出すと考えた。国民の意識も大きく変わると思いました。

しかし、実際はそうではなかったようです。民主党が政権をとった後、自民党は成長したでしょうか。見る限り、悪い意味での野党化しただけで成長などしてはいないように見える。

みんなの党は躍進しましたが、基本として新自由主義です。庶民が苦しんでいる格差社会への懸念は付き纏うはず。

懸念し、解消策を唱えてはいるようなので、みんなの党の政策で実際にそうなるとは言えないが、一般論として言うなら、新自由主義は確りとした規制と共に良好に運営されるもので、緩和と共にでは倫理の崩壊と共に一部の暴走を招くことになる。そして、それが一般庶民の生活に悪影響を与える。これは事実が証明している。

「民主が駄目。自民が駄目。じゃぁ、政策の中身までよく解らないが反官僚を唱える活きの良いみんなの党にしようか。」、これは小泉選挙でも見られたポピュリズムの暗部でしょう。だからこそ要が必要。

自由、資本主義国が行き過ぎた時に一番活躍するべき共産党や社民党は運動家がそのまま政党を構えただけのような状態で、例えば討論番組などではボッコボコ・・・。理想を語らせれはピカイチだが、現実論になると話にならない場面が多い。




どうなんですかねぇ・・・。どうしようもないんですかねぇ・・・。