こどもの頃、甲子園に夢中だった。
大人になってその熱は冷めた。
今は甲子園よりも地方大会の予選が好きだ。
甲子園に白熱のドラマがあれば
予選の1回戦を戦う子等にも背負うものがある。
勝利を祈る家族やガールフレンドがいて
練習の帰りに立ち寄る焼きそば屋のおばちゃんおじちゃんの笑顔。
甲子園も予選の1回戦も選手たちのバックグラウンドはみな同じ。
地元のこどもたちが地元の学校に通い
地元のこどもたちばかりの野球部が
夢の切符を手にする日をいつも夢見ている。
蝉の声に負けないようにとバケツの中から大音量で聞いた甲子園。
ラジオから流れているはずの甲子園の歓声
私にはひまわりの中から聞こえる
~花の詩画集【鈴の鳴る道】偕成社1986年/星野富弘
大人になってその熱は冷めた。
今は甲子園よりも地方大会の予選が好きだ。
甲子園に白熱のドラマがあれば
予選の1回戦を戦う子等にも背負うものがある。
勝利を祈る家族やガールフレンドがいて
練習の帰りに立ち寄る焼きそば屋のおばちゃんおじちゃんの笑顔。
甲子園も予選の1回戦も選手たちのバックグラウンドはみな同じ。
地元のこどもたちが地元の学校に通い
地元のこどもたちばかりの野球部が
夢の切符を手にする日をいつも夢見ている。
蝉の声に負けないようにとバケツの中から大音量で聞いた甲子園。
ラジオから流れているはずの甲子園の歓声
私にはひまわりの中から聞こえる
~花の詩画集【鈴の鳴る道】偕成社1986年/星野富弘