寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

中国遼寧歌舞団の沼津民音公演を見た。

2008年07月11日 11時27分55秒 | 生活手帳
中国遼寧歌舞団の沼津民音公演を見た。


寅の子文庫の煩雑になった15年戦争の本棚をおちゃのこネットで整理しつつも作業を早めに切り上げて8日、午後6時30分開演の中国遼寧歌舞団・民音沼津公演を見に行った。同歌舞団の来日は日中平和友好条約締結30周年、また民音創立45周年を記念しての公演。5月10日・静岡市民文化会館大ホールを皮切りに8月10日・最終公演地である沖縄コンベンションセンターまで、全国59ヵ所を「花の楽舞~ジャスミン」が華麗に駆け巡る。場内で購入したパンフを見ると遼寧歌舞団は1956年創立、これまでに旧ソ英伊仏独蘭韓日など世界数十カ国を訪問、この10年間で国際大会金賞6個、国家第1等賞16個を獲得とあった。

遼寧省の州都は「瀋陽=しんよう」。悠久の歴史の中で瀋陽は幾度もその名前を変えている。15年戦争中(日中戦争)には旧満州国の首都で「奉天」と呼んだが終戦後、満州国の崩壊と共に再び瀋陽に名を戻した。関東軍による満州侵略は瀋陽北方の柳条湖に端を発している。瀋陽の東に位置する衛星都市撫順には露天掘りで有名な撫順炭鉱があり戦争中、過酷な労働条件の中で多くの坑夫が命を落としている。また、旧日本海軍に『波風』という駆逐艦があったが老齢艦ながら終戦まで生きながらえた。終戦後、特別輸送艦として復員輸送に従事した後、昭和22年10月、賠償艦として中国に引き渡され「瀋陽」と命名された・・・。戦争の傷跡は戦後63年を経ても決して潰えることはない。諸々の障害をせめて大衆文化、藝術の交流で踏破し両国友好の架け橋たれと熱い拍手を送った。


料金は全席同一で5900円、かあさんが2900円カンパしてくれた、ありがとう。
何か記念になればと1枚400円でペットボトルに被せるチャイナ服を買った。

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