ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

その時、市民は…。

2016年07月23日 09時00分13秒 | 事件・事故・宗教・政治
おこんばんわ、で
ございますw

ホントは。
毎日、更新したい

あっしなんで
ござんすがw←ここら辺が、こじつけくさいw

トルコの夏は
仕事が多くてね(爆)

と~ちゃんの
知り合いの果樹園から

サワーチェリー
20キロが届いちゃったりw

夏の定番。
大掃除にとりかかってて。

洗濯に出してた
ジュウタンが

洗いあがって
届いちゃったり、と。

片付けなきゃいけない
仕事が

次から次へと
ずんどこずんどこ、やってきて。

夜、PCの前に座る頃には
すでに

こっくりこっくり
船漕いでる始末です。とほw

そんなひつじ飼いを
ヨソに。

世間は、毎日
大忙しみたいで。

大使館からは
ラブレターのように

ほぼ、毎日、注意メールの嵐で
ございますww

******************

在留邦人の皆様

一部報道によりますと、7月19日、シリアのマンビジュ市周辺で最近発生した対ISIL多国籍軍空軍機による誤爆事件(シリア人民間人56人死亡)に対し、トルコ在住シリア人が、7月24日(日)イスタンブールもしくはガージアンテプでの抗議集会を呼びかけているとのことです。
実施されるかは不明ですが、参加者が過激化する可能性もありますので、実施された場合は、安全確保のため近づかないようにご注意ください。

在トルコ日本国大使館

*****************

在留邦人の皆様

イスタンブール総領事館から先ほど総領事館管内の在留邦人に対し、下記の領事メールが発出されています。内容をご確認の上、イスタンブールへ行かれている方はご注意ください。
また,現非常事態下においては,治安情勢が予期せず悪化する可能性も排除できないので,万一の緊急事態に備え,今一度,旅券(有効期限の確認を含む),非常食料品,水・飲料等の緊急携行品についても,念のため,各家庭で確認・準備していただくようお願いします。
 
 在トルコ日本国大使館

===========

総領事館からのお知らせ(治安速報16-33 米国総領事館からの注意喚起 情報共有)

在留邦人の皆様へ

 昨21日、在イスタンブール米国総領事館は、米国市民に対し「市内において不要不急の移動、特に公共の場所や欧米人や外国人が多く訪れる場所への移動を控えるよう勧告する。過激主義組織が、近い将来にテロ攻撃を実行するために、7月15日のクーデター未遂事案後の混乱を利用する可能性がある」との内容の発表を行いました。

 治安速報で累次お伝えしていますとおり、ISIL等の脅威は今般クーデター未遂事件前から継続しており、治安機関はクーデター未遂事件への対応に追われて警備等に間隙が生じている可能性がある中、ISILやPKK等によるテロ実行の可能性には、引き続き十分に注意することが必要です。

 つきましては、引き続き、人の多く集まる場所等への訪問は可能な限り避けて頂き、自らの安全を確保には十分注意してください。

在イスタンブール日本国総領事館

******************

大使館が
警告するとおり。

現在、トルコは
クーデター失敗一色で

シリア内戦も
ISISテロも

吹っ飛んでおる
状態でござんしてw

警備しようにも
警察も軍人も

いっぱい
退職させちゃったし。

さて。
国防方面は、誰が守るの?

ってな。
感じが否めない今日この頃。

もう、こうなっては
個人個人で

気をつけるしか
ないでござんすね、っての。

すごい
うなずける雰囲気です。

くれぐれも、皆さん
気をつけましょうね…。

そんでね。
そんなクーデター失敗のニュースの中で

ひときわ、有名に
なってるおばちゃんがいる。
この人。



どの人かな?って
思った?

ほら。
トラックの運転席で

なんと。
黒シーツを被った

50歳過ぎの
おばちゃんが、

ハンドルを握っているでは
ありませんか~!



この人、シェリフェ・ボズさん。
例の、クーデター失敗の夜。

イスタンブールの
ボスポラス海峡大橋付近で

ごたごたに
立ち向かうために

戦車を止めるために
身体を張った、国民の1人。

次の日には。
なんと。

家のトラックを持ち出して
荷台に、子供から、孫まで乗せて

タクシム広場に
繰り出した、ってんだから。

いや。なんつ~か。
豪快な、おばちゃんです。

彼女のやっている事が
いいか、悪いか、は別として。

トルコでは、こういう
肝っ玉母ちゃん、タイプの人、多い。

若くても、年寄りでも
関係なく。

男勝り、とでも
言いましょうかね。

トルコ語では
「エルケック・ファトマ」と
言いますな。

男勝り、とかじゃじゃ馬
みたいな、意味。

孫まで、
乗っけて行っちゃうところが
また、すごい。

でもねえ。
こういう、肝っ玉母ちゃんたちが

縁の下から
社会を支えてる部分って

トルコでは
大きい、と思うのだよね。

尊敬の念を込めて
「ANA」(母ちゃん)と

呼ばれたりも
するのだよ。

こういう人が
いる限りは

トルコ、まだまだ
頑張れるかも、と

思っちゃったりも
します。

もちろん
間違った方向に

行かないコトを
祈るけどw

そういえば。
昨日。

義兄2号が
所用があって

田舎村から
やってきたんだけど。

何でも。
義兄2号嫁の姪っ子が

今回の事件で
大怪我を負ったらしい、なんて

とんでもない話を
するから。

わし。今日
義兄2号嫁に、電話をかけたんよ。

トルコでは、こういう時に
「大変でしたね。」と

イタワリの電話を入れるのが
礼儀なのです。

義兄2号嫁、いわく。
義兄2号嫁の妹は

結婚して、
アンカラに住んでいて。

彼女の息子。
すなわち、義兄2号嫁の甥っ子は

エルドアン大統領の
守備のための

特殊警察部隊の
一員、だそうで。

大統領と一緒に
マルマリスに
行っていたのだけど。

あの夜。
自宅に電話がかかってきて

「お父さん。クーデターが起きて
俺達、追い詰められました。
大統領が、マスコミを通して
民衆に蜂起するように、呼びかけてるから
頼むから、父さん達も、表に出て、運動に参加して!
じゃないと、俺達、ここで死ぬかも知れない」

と。
ただならぬ雰囲気で

こんな事を
言ったそうだ。

もちろん、
息子の懸命の頼み、とあって

父親は、妻と
娘二人を連れて

すわ!と家から
飛び出したんだそうだ。

ただし。
運悪く

彼らのいた場所は
反乱軍の銃撃にあって

娘の1人の
腰部に2発と、ヒザに1発

銃弾が
命中してしまった、とのこと。

腰の銃弾は
1発は、貫通して

もう1発は
骨に当たって、体内に残っているとのこと。

ヒザに当たった
1発は

ヒザのお皿を
木っ端微塵にした上に

神経関係も
ちぎれてしまった様子。

こんなヒドイ状態なのに
彼女は

2日で、病院から
家に帰されてしまったとか。

どうして、病院に
入院させてもらえなかったの?と

義兄2号嫁が
聞いたところ。

「とにかくね。
病院は、野戦病院みたいな状態でね。

腕のない人もいれば
脚のない人もいる。

銃弾が、内臓に当たって
重体な人もいれば

戦車に踏み潰されて
瀕死の人もいた。

もうね。
人間じゃなくて、肉の塊が
転がっているような。

そんな光景を
病院で、嫌というほど、
見たんだよ。

うちの娘なんか
全然、軽傷だったんだよ。」

という
返事を聞かされたそうで。

「さすがに、唖然、としたわ。
テレビのニュースでは、そこまで
流さないからねえ…」

って。
義兄2号嫁は
語ってくれました。

今回のクーデター未遂事件。
フェト派の軍人がやったのか

何か、他の意図が
あったのか、は

ガイジンのわしが
シノゴノ、

口出しする問題では
ないけれども。

アタチュルクが指導した
独立戦争から、こっち。

民衆の守護神、として
常に

国民の尊敬を
集め続けてきた軍部が

国民を撃ち殺し
戦車で踏み潰した、とあって

その「裏切られた感」は
相当だったらしく。

それが
リンチ、という形となって

捕まえた兵士に
向いたんでしょうねえ…。

なんかね。
なんとも。

むなしい思い、に
とらわれましただす。

トルコの国民が、どんどん
分断されていくような

そんな予感が
アタマを横切りました。

事件から
6日が過ぎ

いろんなデティールが
表沙汰になってきて

それに伴って
いろんな疑問も持ち上がってきて

現在、テレビは
その討論関係の番組を流すので
大忙しです。

もっと、もっと
討論されるべき問題だけど。

果たして。
どんな出口にたどり着くのかな…。


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コメント (4)
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