土佐錦飼育の難しさは、顔を崩さないで尖らし腹を出す事だと思います。
顔、腹、が重要で尾は飼育者の手によって、変化させる事が可能です。
ただ顔だけは、崩してしまうと、どうにもこうにもなりません・・・
目先があり、顔が丸くなっていないか?これから土佐錦を飼育される方には、色柄や腹、尾よりも
顔に重点を置いて、鑑賞・飼育をがんばって欲しい!個人的にそう思いながら、自分も飼育に励んで
います。腹が出ていなくても、イトメを与えれば腹はしっかり出ます。
稚魚時期から、粉餌ばかりの飼育で腹が固まっていない限りは、必ず出ますよ!
試してみて下さい!実際、我が家にも当歳時期にハネ舟で泳がせていた魚を掬い上げて、再度イトメ
飼育で復活させた魚もいましたからね。
記事タイトルの本題です。まず、7月8日の画像から。今年はあまりイトメが採れなくて、昨年ほどイトメを
与えられない飼育状況での画像。
同じく、更紗の1尾。
どちらの画像も3歳ですが、当歳・2歳とイトメ飼育をしていまので、それほど貧相な姿になっていない
のが分かると思います。そして、次の画像は同じ3歳でハネ舟から復活させた魚も、ここまで変化します。
復活魚①↓
復活魚②↓
ここからは、採取してきた国産イトメを与えた画像です。比較して下さい。
舟の中でそのまま撮った画像になります。7月22日現在の画像。
中国産イトメを与えた時、国産イトメを与えた時の違い・・・・国産の方が、魚が一回り大きくなり、腹がしっかりと出る。
水温が上昇しても、国産のイトメの方が中国産より強く、長持ちします。
バックが黒の画像と比較しながら、背中から(背ビレ付近)下腹にかけても
大きくなっているのも確認できますよね。※背肉とは違いますので。
「まっこと、国産イトメの力はすごいちや!」 土佐弁風で!!
腹も出れば、より顔がキレイに見えます!
イトメを与えると、めちゃめちゃ長い長い糞を出します。
あまり見たくないかもしれないけど、サッと採って来て分離が終わった状態のイトメちゃん。
↑の画像の右下にいるイトメが、中国産イトメのよう細いイトメ。
国産イトメは、土にいるミミズを小さくしたような物で、大きさも太さも違うのが分かると思います。
金魚にとって最高の餌です。
秋に向かってどのように仕上がるか、自分も楽しみ!