大塚でつぶやく

北大塚にある、とあるおでん屋で働く夫を観察する妻のブログです。立ち上げは夫だったはず・・・・ですが・・・

セミが鳴いた!

2007-07-19 18:21:22 | いきものよもやま話

自宅に風鈴でもぶらさげるかと思ったが、経験上、部屋に吊るすと意外にうるさいのと、通りを挟んで真向かいの住宅の軒先に「キン・キリリン・キン・・・・」とよく鳴る風鈴が下がっているので自宅には不要となった。

そして本日午後、今年初めてセミの声を聞いた!

ここから、セミが鳴きそうな公園まで数百mはある。

そしてこの部屋はおそろしく騒音が激しい。

いろんな音を立てるトラックが家の前を頻繁に通る。必ず近くで工事の音がする。常に何かの振動で寝室の入り口の引き戸が震えている。選挙カー。通りにひびく人の声、自転車のブレーキ音、山手線のホームや電車の音、階下の電話の音、何より、数分おきに通る都電荒川線の踏み切りの音。これが、二十メートルの間に二つあるのでステレオでかなりけたたましい。

だが、私の知覚は対動植物用に研ぎ澄まされている(と、いうよりそれに餓えている)ため、それらの騒音がどれだけ激しかろうと弱弱しい初セミの声を聞き逃さない。多分、パーティー効果ですよ。

面白いことにうちの娘達(スナネズミ)は、どれほどトラックが通ろうと、ましてや踏み切りの音がどうだろうと全く意に介せぬように眠っている。
しかし、部屋の中でちょっと物音を立てたり、私達が声を出したりするとすぐ反応する。ケージは窓際で、周辺はものすごくうるさいはずなのに、音の距離を測って、わかって眠っているようだ。

野生動物はそもそも眠りが浅いという。
キリンなどが立ったまま眠れるのも、私達が座ったまま15分くらいうたた寝するのに近いのだろう。だからこそ、長い時間を休息に費やす。

まあとにかく、静かな高級住宅街からこんなところへ引き取られて、健康を害せず順応してくれたことが、せめてもの(私の)救いです。ネズミだったからか。これが繊細な犬、猫だったら引っ越していたかもしれません。

ネズミでよかった。

いえ、そうではなくて、今回の主題はね。

梅雨明けが確実に、近づいているのかなぁ、ってことだったのですよ。