チームはばタンの旅ラン日記

プー太の旅日記改め、
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マラソン絡みの内容をお届けします♪

闇の子供たち

2008-08-17 | 映画
お盆休みも終わり、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?
天気予報の雨マークも空しく、夏空の毎日でしたね。

さて、暑さに超弱いプー太ママの毎日は・・・??
プー太ママから、こんなコメントをいただきました。

『今夏も暑い最中はひたすら屋内での活動・・・つまりは映画が1番手っ取り早く、安いので~いつもながら、相当数を観に行きました。

中でもお奨め…というより、問題提起、お時間があれば是非皆さんにも観ていただきたいのが「闇の子供たち」という作品(阪本順治監督)です。
詳細はトトロからUPされるはずなのでー(省略)。

新聞などでも取り上げられている話題作ですので、目にされた方もいるかも。
途中、気分が悪くなる場面もありますが、それこそが正視しなければならないことなのかも、と考えさせられました。

キャストは、江口洋介、妻夫木聡、宮崎あおいの面々ですが、トトロによると、この3人も、自分達が今すぐ何かできるというわけではないけれど、衝撃的な事実を1人でも多くの人に伝えたいという思いで出演したと。

他には、重松清原作の「きみの友だち」もジーンと心打たれる作品でしたが、この夏BEST1は何と言っても「歩いても歩いても」です。
コレといった特別なシーンがあるわけでもない、淡々と進められる映画なのですが、樹木希林の演技が何とも言えず味があって・・・。

いずれの作品もDVDが出てからでも、是非是非ご覧くださいね!!』

まあ、プー太ママは夏冬関係なく映画三昧の生活ではありますが、夏は選択しなく『映画一筋』のようです・・・

プーママご推薦の映画の中で、何本か一緒に連れて行ってもらったのですが、昨日観た『闇の子供たち』 これはむちゃくちゃ重い映画でした。

映画の紹介サイトから引用させていただきました。

 『人はお金では買えない』と言いつつも、現実では人間の傲慢さと欲望により、幼児売買や臓器密売など、罪のない幼い子供たちが安易に金銭取引されている。
 そんな中、タイ在住の新聞記者・南部(江口洋介)は、NGO職員・音羽(宮崎あおい)とフリーカメラマン・与田(妻夫木聡)の協力を得て、この現実を取材することに…。  だが、横行するタイの“闇”。そして、事実を暴き、傷つけられている“闇の子供たち”を救おうとすればするほど、残酷な現実が彼らの前に立ちはだかるのだった――。  主題歌を桑田佳祐が担当。梁石日の同名長編小説の映画化作品。

何て言うか・・・ 映画を観た後、大震災のときと重なったんですよね。

あの時 神戸はえらいことになってました。普通の生活はどこにもなくって・・・
電車がやっと動き出して大阪に出たことがあって、
そしたら、大阪の街はいつもと変わりない普通の生活で。ちょっとショックでしたね。
電車で30分ほど移動したら、そこには普通の生活があるんですから・・・
電気もガスも通ってるし、
トイレ行っても水は流れるし・・・

昨日も映画観終えて、お父さんが子供の手を引いて歩いてる光景がすごく違和感あったんですよね。
映画の中では、親に売り飛ばされて、おもちゃ1つもらって売人のおっちゃんに手を引かれて連れていかれるのに・・・
同じ光景やのに正反対やから。

よその国のこととか、他人事やと思ったらあかんねんけど 自分のいる場所は全くの別世界やなと感じました。
だからこそ、映画を観たことで、別世界で起こってる本当のことを見る(知る)ことができてよかったと思いました。

主役の三人は 口を揃えて 自分に何ができるかわからないけど、映画に出ることでみんなに観てもらうけとができればとコメントしてはったんですが、
だから、私たちにできることの第一歩は映画を見ることかなと・・・

需要がなくなれば、子供たちはあんな目にあわないですむのに・・・
お客には、もちろん日本人もいました。
やはり他人事ではない。
Eriちゃんに、映画観て泣いた?って聞かれたんですが、悲しいとかでなく・・・ 嫌悪感に似た感覚っていうんでしょうか。
同じ人間で、この差は何? こんなことを平気でしてる人がいるの? 自分に何ができるんだろ?! そう、無力感も含めて、重苦しい気分になりました。

目の前の子供を助けるか(NGO職員は、目の前の子供を救おうとするんです。これもわかる!)
仕組み全体を壊すか(記者は、事件を暴き みんなに事実を知らせ、仕組み自体を潰さないと、今目の前の子を助けても、すぐに次の子供が連れてこられてくると・・・ これもわかる。)

どっちが正論とかやないんやろけど 難しい問題がごろごろした映画やったね、プーママ!

EriちゃんはDVDが出たら観る!と言っていました。
皆さんも機会があれば是非どうぞ。