風邪をひいてしまった。今日は買い物も、卓球も、
カラオケ喫茶もなし。恐ろしいほどはな水が出る。
くしゃみをするとすごく喉が痛い。咳も出る。
体温計で計ると37,3で微熱がある。頭もいたい。
それでも一人カラオケ。つつーと鼻水が垂れて、
じきくしゃみが出る。喉が傷む。ひとしきりすると
ベッドに行って、寝る。この繰り返し。一つもよくならない。
何なんだ。誰かの命日か。この状態を恨む。
とにかく鼻水が出る。透明な鼻水。葛根湯を飲んでみたが
あんまり効果がない。岩出和也の愛を消さないで。を練習中。
熱があるので、頭によくはいらない。疲れたらベッド。その
くりかえし。これもひとえにカラオケ喫茶でのみんなからの
賛辞を得難いため。くしゃみや、熱を押して練習したとは
おまえたちは思わないだろう。ただママだけは理解してくれる。
風邪ひいていたから。早く直さなければ、発表会にまにあわぬ。
冬の蝶。さらせ冬の嵐。高い音域が出ないと様にならぬ。
期待してるから。ママからプレッシャーをかけられた。風邪でのどが。
のど飴あげる。甘いあまいのど飴。私の心より甘いわよ。また冗談を。
ママの甘い誘惑をさておき、声を絞る。なんとか行けるか。見守る
仲間が心配する。マスクしたら。音がソフトでいいかも。歌いにくい。
やっぱりノーマル。早く治ってほしい竹取の翁。カラオケステージが待っている。