退屈の一日が始まる。まずは買い物。何もない。
さかなは、大きなアジ一匹。400円。新鮮なので
片面刺身。片面焼き魚。それぐらいしか食わない。
いや食ってはいけない。腹が出る。胸も腹も出た
ムーミンを見やり、にやり。魅力的。レジを済ます。
帰ってきて、笹かまぼこでざるうどん。うまい。
さあお昼から退屈。行く気はなかったカラオケ喫茶。
たいしていないだろうと思った木曜日。花子がいました。
北斗晶。松田聖子。演歌声。などなど。けっこう盛り上がり。
しかし最後に取り残される竹取の翁。鳥取市のラッシュ。
大したことないが、待つのは嫌い。帰ってすぐにゴミステーションの
話を家内から聞く。金網ごみパレテーナの設置について意見を求められる。
お止めなさい。無駄なこと。邪魔になるだけ。と思ったが、一応見に行った。
折り畳み式なら、何とかなるかも。しかし、暇つぶしになるだけ。まずは
試行。仮においてみな。と歯磨きしながら考える。初めから本格的は
駄目だろうと、世話人、班長に言うつもり。猫対策が大変。しかし
掃除が大変だろう。鴉も来るし。網をかけます。神に祈るかアーメン。
失敗したら、ゴミンね。町内のゴミに思いをはせる竹取の翁。
まずは竹でこさえなさい。竹細工。いいのか私に頼んで。
不細工になるぞ。猫の白もどきが笑っている。鴉も笑う。
高尚な思いのたけを、笑うなんて失礼な。怒る翁。案外
利くかな。久久に人のためになりそうな予感。満足する翁。
町内のゴミおじさんとして名を遺す翁であった。