東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

分析 測定 調査 試験 検査

お客様からのお預かり物 (食品検査グループ)

2010-06-22 | 技術部
みなさん、こんにちは。
今回の『現場奮闘記』は、食品検査グループが担当させて頂きます。
私たちが扱っている検体は食品です。
食品と言っても
生鮮品、加工品、お弁当、お菓子類などなど様々です。
そこで今回はお預かりした食品の保管のお話です。

とれたての
ブリの切り身です。
お刺身用のとても美味しそうな切身ですが・・・



これを検査的に申しますと・・・
製造○○日
検体番号○○、検体名:冷凍ブリ切り身(真空包装)
色調良好、ドリップなし、外観異常なし
となります。
この様にまず検体が搬入されると
どのような状態で届いたのかを写真を取ります。



次に「総重量、状態、保管条件等」を管理簿に記載し受入完了!
最後は検査条件によって
『冷凍・冷蔵』に分けて保管します。
では『冷凍の保管』を見てみましょう。



白いのが検体を保管する超低温槽です。



ドアを開けると・・・
中身が分かるように透明のBOX
や袋に入れて保管しています。

この超低温槽は-20℃で管理しており、
温度管理には「ロガー」と呼ばれる
温度記録装置を使用しています。



温度記録装置「ロガー」

お預かりした大切な検体ですので毎日、
温度を記録に残し、ファイリングしております。




検体の保管期間は、検査終了日から3カ月間とし、
その後廃棄されます。
保管条件でデーターが大きく変わる場合があります。
私たちは正しいデーターが得られるように
検体の取り扱い、温度管理にも気を抜かずに検査
そのもの同様に細心の注意を払って取り組んでおります。

次回は分析機器についてお話しいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする