東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

分析 測定 調査 試験 検査

海水浴場の水質調査 化学分析グループ

2013-07-26 | 技術部



夏真っ盛りで、暑い日が続いております。
今回は、前回のプールを出て、自然がいっぱいの海水浴場からお届けします。





海の眺めは最高ですねー。
皆さんも夏に一度は海に行かれるのではないでしょうか。

海水浴場においては、安心して海水浴ができるように、
遊泳期間の前に水質調査が行われます。

調査の項目としては、次のようなものがあります。

【調査対象項目】
①ふん便性大腸菌群数:ふん便汚染の指標
②油膜の有無:油汚染の確認
③化学的酸素要求量(COD):有機物汚染の指標
④透明度:水質の清濁の指標

【参考項目】
①pH:酸性、アルカリ性の程度を表す指標
②O-157:病原性大腸菌O-157の確認


~水浴場水質判定基準(環境省)~
     区分   ふん便性大腸菌群数          油膜の有無           COD               透明度
【適】  水質AA 不検出(検出限界2個/100ml)   油膜が認められない     2mg/l 以下(湖沼は3mg/l 以下)  全透(または1m 以上)
     水質A  100個/100ml以下        油膜が認められない       2mg/l 以下(湖沼は3mg/l 以下)  全透(または1m 以上)
【可】  水質B  400個/100ml以下        常時は油膜が認められない  5mg/l 以下              1m 未満~50cm 以上
     水質C  1,000個/100ml以下       常時は油膜が認められない  8mg/l 以下              1m 未満~50cm 以上
【不適】      1,000個/100mlを超えるもの   常時油膜が認められる     8mg/l 超                50cm 未満

宮崎県の海水浴場(全14カ所)においては、
水質が特に良好な最高ランクの『水質AA』と判定されています。
安心して海水浴できますね。




今夏も水浴場の水質検査をご依頼頂きありがとうございました。
今後も水の安全・安心の為にお役に立てればと思います。
問い合わせは東洋環境分析センターまで。




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