皆さん、こんにちは!
今回の現場奮闘記は福岡ラボからお届けします。
さて季節は秋へと変わり、お鍋、おでん、煮物など温かい料理がおいしい季節になってきましたね。
今回はそんなお料理に注意しなければならないリスク、耐熱性芽胞菌のお話しです。
よく煮込んであるお料理は火が十分に通っているから大丈夫!と思いがちですが、扱い方次第で食中毒のリスクが高まる危険があるんです。
弊社では、例としてこのような食品を検査しています。
砂糖、焼き芋、鶏肉すり身、にんにく粉末、鶏ガラスープ、ウインナー、とうがらし、
七味、ドレッシング、鰹節、鶏炭火焼、甘酒、ひじき など
今回は“ひじき”を例に挙げてお話します。
品名:ひじき
保存した「ひじき」を6時間ごとに検査し、菌が増えているか確認します。
耐熱性芽胞菌は土壌に広く分布し、多くの食材から検出されますが、この菌は熱に強い耐性を持っており鍋で煮込んだ程度では完全に殺菌は出来ません。
そこで、大切なのは「きちんと洗浄すること」です。
洗浄できる食材は、土や汚れをきちんと洗い流しましょう。
そして、保存する場合は「増やさない」ことに注意が必要です。
加熱調理後、早めに10℃以下に冷まし、菌が増えやすい環境を作らないようにして下さい。
また、調理後は出来るだけ早く食べるということを心がけてください。
せっかくおいしいお料理を食べても食中毒になってしまっては台無しです。
きちんと対策をして今年の冬も暖かいお料理を楽しみましょう。
東洋環境分析センターでは今回ご紹介した耐熱性芽胞菌はもちろんのこと、その他の菌検査や日持ち検査、栄養成分検査等も行っております。
九州一円に営業所がございますので、お気軽にお問合せください。