こんにちは、福岡ラボ化学分析グループです。
今回は化学的酸素要求量(COD)の分析について紹介します。
CODとは、水中の汚れの指標でのことでCODの値が大きいほど、
水が汚れていることになります。
実際の分析の様子です。
沸騰している水浴に、水試料と薬品の入ったフラスコを入れます。
100℃で30分反応させた後水浴からとりだし、薬品を滴下して値を出します。
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▲水浴で水試料と薬品の反応中 ▲薬品を滴下して定量
(100℃で30分間)
今回の結果は2mg/l 以下でした。
CODの値が5mg/lぐらいまでが魚が住みやすいといわれています。
今回は、この条件をクリアした水試料ですね。
水中の汚れの指標にはCODの他にもBODなどがあり、
それらの数値を把握することにより水質汚濁の状況を知ることができます。