東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

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絶縁油PCB分析(試料採取) 宮崎事業所

2011-11-30 | 営業部
こんにちは。宮崎営業所の日下です。

今回はトランスの絶縁油PCB分析の試料採取に行ってきました。
聞きなれない方も多いかと思いますので簡単に説明します。


1989年以前に製造されたトランス(変圧器)・コンデンサ(蓄電器)の中の油(絶縁油)にはPCBが含まれている可能性があります。保管されたままの状況が続いてきましたが、中には紛失・行方不明になったものもあることが判明し、PCBによる環境汚染が懸念されています。


ちなみにこれが…

トランス


コンデンサ


様々な形がありますが…


さてサンプリングです。
まずはフタを開けます。これが一番大変です・・・
錆びていたり、重かったりとなかなか簡単には開きません!

やっと開きました…!
(フタが無い場合は大変です!穴を開けて取り出します。)

中の絶縁油をスポイトで吸い取ります。

絶縁油の場合、指先ほどの量でのPCBは分析可能です。
以上で試料採取は終わりです。


PCBの分析結果が0. 5mg/kgを超えた場合は、PCB廃棄物として取り扱われます。
PCB廃棄物は、PCB特別措置法により2016年7月までに、処分または処分を委託しなければなりません。


専用容器の貸出も可能です。
不明な点がある場合は各営業所までお問い合わせください↓
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