東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

分析 測定 調査 試験 検査

大腸菌群数から大腸菌数へ

2012-07-17 | その他の部署から
現在、環境基準項目と排水基準項目として採用されているものに「大腸菌群数」があります。しかし環境省において、新たな環境基準項目として「大腸菌数」の導入が検討されており、予定では平成25年度中にも環境基準に設定される見込みとなっています。それに伴い、排水基準項目についても「大腸菌数」の導入が検討され、現在実態調査が行われています。

そもそもなぜこのような動きが起こっているのかというと・・・
大腸菌(Esherichia coli)はヒトや温血動物の腸管内に常在しており、ふん便内に比較的多量に存在しています。ふん便汚染のない所で検出されることはまれです。それに対して大腸菌群は、大腸菌に代表される腸内細菌以外に、水中や土壌中など自然界で増殖するものも含みます。そのため、ふん便汚染をより的確にとらえるために「大腸菌数」の検討が行われているのです。

弊社ではこのような動きに備えて、対応を検討し、準備を整えております。検査に関するご相談・ご依頼などございましたら、お気軽にご連絡ください。

東洋環境分析センターHP http://www.let-toyokankyo.com/
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