堺雅人著 産経新聞社
2004年から4年間「テレビナビ」で連載されていたエッセイをまとめたものです。
平賀源内江戸の夢と文・堺雅人を落語と狂言を観に行った道中のお供にカバンに入れて電車の中、劇場で並んでる間読んでいました。
堺雅人さんが読書家であるというのは他の雑誌でもエッセイを書いてらっしゃるので知っていました。
読んでいるととても穏やかで淡々としていてごく自然な方に思えました。
文にすごくこだわっているのかなと思わせるところは題がほぼ一字であるということ、髭、鈍、品などをテーマにして簡潔にまとめているところです。
鈍というテーマでは「運・鈍・根」といい運が良くて、すこしボーっとしたところがあって粘り強いのが役者の心得と思いこんでいたというところで役者の仕事が急に泣き叫んでとか言われて何も考えずにその場でできないといけない。
そして何度も同じことを繰り返してやる、何時間もまたされることもある。
そんなところから役者には「運・鈍・根」が必要と思ったとか。
読んでる限り演ずるときに相手の要求に応えようといろいろな努力をされてるところもあり、文章では芝居が好きとかははっきりとは書かれていないけれど本当に芝居に真摯に取り組んでらっしゃるなあと思います。
ときどき他の本の引用も出てきますので本をよく読んでるというのもわかります。
お人柄が出ている本でした。
2004年から4年間「テレビナビ」で連載されていたエッセイをまとめたものです。
平賀源内江戸の夢と文・堺雅人を落語と狂言を観に行った道中のお供にカバンに入れて電車の中、劇場で並んでる間読んでいました。
堺雅人さんが読書家であるというのは他の雑誌でもエッセイを書いてらっしゃるので知っていました。
読んでいるととても穏やかで淡々としていてごく自然な方に思えました。
文にすごくこだわっているのかなと思わせるところは題がほぼ一字であるということ、髭、鈍、品などをテーマにして簡潔にまとめているところです。
鈍というテーマでは「運・鈍・根」といい運が良くて、すこしボーっとしたところがあって粘り強いのが役者の心得と思いこんでいたというところで役者の仕事が急に泣き叫んでとか言われて何も考えずにその場でできないといけない。
そして何度も同じことを繰り返してやる、何時間もまたされることもある。
そんなところから役者には「運・鈍・根」が必要と思ったとか。
読んでる限り演ずるときに相手の要求に応えようといろいろな努力をされてるところもあり、文章では芝居が好きとかははっきりとは書かれていないけれど本当に芝居に真摯に取り組んでらっしゃるなあと思います。
ときどき他の本の引用も出てきますので本をよく読んでるというのもわかります。
お人柄が出ている本でした。