金魚cafe

こちらにお立ち寄りくださってありがとうございます。
ぼちぼちのんびりと綴っております。

BENT 森ノ宮ピロティ(2)

2016-08-22 00:27:35 | 佐々木蔵之介さん
私は初日と大千秋楽を観に行ったのですが、前に観客もパワフル、演者も負けじとパワフルと書きましたが、京都のときは重い雰囲気であまり笑いが起こらず、静かに観てらっしゃったような気がしました。

大阪では前半の戦争の足音が近づいてくる前、世の中の動きに気づかずにマックスとルディは、マックスがグレタのクラブで気に入った男性がいると、お持ち帰りをしてルディがヤキモキするというハチャメチャな暮らしぶりが京都よりコメディタッチになっていて笑いが起こっていました。

この観客が芝居にグイグイと入ってくるパワフルさは大阪ならではなのではないかと。

せっかく大阪で公演があるのだから芝居を楽しまないとという雰囲気。

それにこたえるように演じる方々からもすっごくパワーを私は感じました。

大阪でBENTは終わりだからというのもあるのでしょうか蔵之介さんのマックス弾けてました。^^

ルディはより純粋でピュアな感じが増してマックスがルディには自分がそばにいてあげなければと思うのもそれはそうだと。

中島さんは蔵之介さんよりも背が高い方なのですが、ひたすらマックスを思うピュアさが愛らしくてこの後にルディに起こることを観るのはつらかったです。

収容所でのマックスとホルストの蔵之介さん、有起哉さんの息がピッタリすぎて重苦しい収容所の石運びがちょっとやすらぎになりました。

前回は本物だとわからなくてよくできた石だなあと思ったらカチンという音が聞こえて本物だったのでうわ~~っこれはハードだわ~~と。

石一個、一個漬物石ぐらいの大きさありますので重いと思います。

うっかり落っことしたら大変。

有起哉さんは汗をあまりかかれない方みたいなのですが、蔵之介さんは汗びっしょり。

う~~んこの差はなんなのだろうなあ。

新陳代謝が良いのだろうか。

最初から最後まで蔵之介さんだけが出ずっぱりなのでやっぱり体力消費するからだろうなあと。

そんなことを考えながら観ておりました。

厳しい収容所の中で逞しく生きるマックスと誇り高く生きるホルスト、初めて観た時より二人の愛がずっと深くなっていてとても素敵だと思いました。