金魚cafe

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2018-08-12 00:43:46 | 映画
先月副長の表紙の雑誌を買ったなあと思ったらもう8月。

「ゲゲゲ」もそろそろチケットがどうしようかという時季になってきましたし10月には主演ドラマが始まるしとなんだかソワソワしてくる今日この頃。

毎日35度以上の暑さでたまに32度ぐらいだと涼しいではないかと暑さに慣らされてしまったような。

こういう時は外に出ずたまった録画を観ることに。

撮りっぱなしで観られなかったこの映画。

公開した時に藤山直美さんが初めて映画に出演し、それもコメディではない、これは見に行かなければと思っておりました。

職場の人に今度藤山直美さんの映画が公開されるんですよ。絶対面白いと思います。

と話をしていたのにその方は観に行かれて面白かったと非常に満足されていました。

それなのに私は何時見に行こうとあたふたしていたら映画が終わってしまっていて泣く泣くあきらめました。(T_T)/~~~

何度かテレビでも放送されましたが録画をするのを忘れたりでやっと録画したのを観れました。

映画はあの時効寸前まで逃走をしていた女性の事件をもとにつくられたものです。

阪神淡路の震災の年の尼崎でクリーニング店を営んでいる吉村常子の娘正子、内向的で自分の部屋から一歩も出ず、クリーニングに持ち込まれた衣服の修繕するのに毎日ミシンを踏み、時々窓のの外を眺める、テレビのドラマを観て涙を流す、そんな毎日を過ごして彼女は満足しているように見えました。

自分の世界に浸っている彼女にはクラブでホステスをしている由香里という美人の妹がいました。

外見も性格も正反対の二人、正子は自分のテリトリーにズカズカ入ってくる妹が嫌で由佳里は地味で面白味のないと正子をちょっと下に見ています。


このまま何事もなく日常は続くと思われましたが母恒子の死で正子の人生は変わってしまいます。

震災の前日の通夜で今後のことで妹ともめた正子は怒りにまかせて妹を殺してしまいます。



そこから彼女の逃走が始まります。


次の朝震災が起こり、その間に警察の捜査も後手に回ったため彼女は捜査の手から逃れられました。

自分のテリトリーから出たことのない正子は大阪、九州と逃げ回ります。

逃走中に彼女とかかわった男性たちが日本の超一流の俳優さんばかり、これだけ豪華な人をそろえたな~~と思いました。

藤山直美さんとは必ず共演する岸部一徳さんであったり、國村準さん、舞台で丁々発止とやりあっていた中村勘三郎さんは一瞬でしたがインパクトがありました。

最近朝ドラでキャーキャー言われている豊川悦司さんの訳ありの男性役で若いな~~と、この頃の佐藤浩市さんが渋みが出てきて素敵だわといろんなタイプの素敵な人がよりどりみどり。

彼らは正子に優しくしたり、時には彼女を傷つけたりとそれは何なのだろう?好きなのかな?とよくわからないビミョーなところが彼女の逃走を助長させていたような。

逃走をテーマのした映画をほかにも見たことがありますが、この映画「顔」はコメディではないのにどこかユーモアがあってやっぱり
藤山直美さんが悪役をされたからかなと思いました。