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御宿かわせみ(宵節句)

2012-11-14 23:39:38 | 佐々木蔵之介さん
これは今まで観たことがなくてやっと観れました。


宵節句は御宿かわせみでも人気があっていままででも計3回ドラマ化されてきました。

ストーリーはかわせみの女主人るいさんが旅籠を始める前同心の娘時代の友人五井和世さんが江戸にもどってきていると聞いて会いに行くるいさん。

五井家というのは西の丸の書院にお勤めの由緒あるお旗本なのですが、お家のゴタゴタで兄の兵馬さんが刀を抜いてしまいお家はおとりつぶし、時代劇ではお侍はすぐ刀を抜きますが、実際はめったに抜いてはいけないそうです。

るいさんが子供のときから東吾さんと相思相愛だったので兵馬さんがるいさんのことを想っていたのに気が付かなかったのが第2の不幸といいましょうか。

この幸薄いどこか影のある兵馬役を蔵之介さんが演じていました。

今観ると若いな~~。

あんまり殺陣のシーンを観たことないのでうまいのかどうかわかりませんが、姿勢も良いしガタイもいいのでやはり華がありますね。

カッとなってすぐ刀を抜いてしまう激しさとるいさんを想う繊細さがなんかせつないですね~。

るいさんは和世さんのお家を訪ねた帰り道で兵馬さんとすれ違うのですが、兵馬さんはすぐるいさんだと気が付いたのに、るいさんはそのまま行ってしまう。

それでもるいさんと会えた時の表情はとても柔らかく、不運な今の状況に光がさしたように見えました。

でも現実は転がるように落ちて行きます。

最後にるいさんと会ったときはお互い刀を抜いて向き合っていました。

こんな出会い方をしたくなかったと絶望した表情。

るいさんに自分の気持ちを伝えることが出来なかった悲しげな表情。

主役はるいさんと東吾さんの高島礼子さんと中村橋之助さんなんですが今回は兵馬役の蔵之介さんがみんな美味しいところもっていきました。

そういえば最近こんな役を演じてないな~~。

激しくもあり、かといって自分の気持ちを伝えられないような繊細さを持ち合わせたような人。

そういう作品とご縁が今ないのでしょうね。

いつかまた演じて頂きたいです。


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