毎年御堂筋のイチョウが色づく季節に三喬さんの独演会があります。
他の落語会も聞きに行きたいのですがなかなか日にちが合わずで御堂会館の独演会は行こうと決めています。
今回は「花色木綿」、「鷺取り」、「宿屋仇」で最初はお弟子さんの喬若さんの「いらち俥」ゲストは三味線の内海英華さん。
会場は満席。
人気があるのは嬉しいことですが、段々とチケットをゲットするのが難しくなってまいりました。
落語の前のオープニングでゲストの内海英華さんとトーク。
内海英華さんは上方寄席囃子三味線の第一人者といわれている方でご自身も三味線を弾きながらの漫談をされたりする女道楽と呼ばれていたジャンルを今によみがえらせた方です。
噺家さんが高座に上がるときの三味線は歩いて座布団に座ったらピタッと音が止むこの絶妙のタイミングは演奏しながら歩いている足元を見ながら早くしたり遅くしたりと調整されるそうです。
これは録音したテープではできない生演奏ならではです。
お弟子さんの喬若さんの「いらち俥」。
汽車は走るようになったけれどまだ自動車がなかった頃というと明治の初めぐらいでしょうか。
ある男が梅田の駅まで急いでいきたいため人力車「俥屋さん」を見つけて乗せてくれと頼みますが、たよりな~い俥屋さんばかり。
やっと見つけた足の速そうな俥屋さんこの人がいらち(気が短い)人でなかなか梅田に到着しません。
いらちな人が引く人力車に乗ったらどのようになるのかオーバーアクションがスゴイです。
汗びっしょりの熱演にみなさん拍手。\(^o^)/
そして三喬さんの得意の泥棒ネタの「花色木綿」なのですが、最初に三喬さんがお風邪をひかれてのどのコンディションを考えましてトリのネタの「宿屋仇」を先にさせていただきますと説明がありました。
言われればちょっと声がハスキーかな?というぐらいなのですがやっぱりプロなのだなあと。
江戸時代大阪の宿に50歳ぐらいのお侍が一夜の宿を頼むとやってきました。
そのお侍さんの注文で昨夜は相部屋でうるさくて眠れなかったので静かな部屋をというものでした。
そのあとで宿屋にやってきたのがお伊勢参り帰りの兵庫の漁師3人。
お侍さんのとなりの部屋に泊まることとなります。
お伊勢参りで浮かれて楽しかったのか部屋でどんちゃん騒ぎをおこします。
あまりにうるさくて眠れぬお侍さんが宿のものになんとかせいと言うのですが。
なかなか収まらずで意外な方向に話がいってしまうのですが、いかにも落語らしいオチで終わります。
ここで中入り休憩。
休憩のあと内海英華さんの女道楽。
三味線を弾きながらの漫談、都都逸と粋な大人の遊びという感じがいたします。
今「あさが来た」の新次郎さんもこんな感じで三味線を習いに師匠のところに行ってるのかしらと。
そして三喬さん得意の泥棒ネタの「花色木綿」。
貧乏長屋に盗みに入った泥棒。
盗むものなどなにもなく収穫なしと逃げようとしたら家の主が帰ってきました。
泥棒は慌てて押入れに隠れます。
泥棒が荒らしたのは気づいたのですが盗まれたものはないのでまあいいかで済ませられるのですが、家賃を払えず何か月もためこんでいたので泥棒のせいにして大家さんに家賃を待ってもらおうと思いつきます。
大家さんに盗まれたものをリストアップしろといわれて盗まれていないのにでまかせに紋付き袴やモーニングが盗まれたなどというものですから泥棒がええ加減にせいと飛び出してきます。
落語に出てくるような泥棒さんばかりなら平和なんですけどね。
「鷺取り」は鴨とり権兵衛という話に似てるなあと思いました。
仕事もせずブラブラしている男、落語ではよくあることです。
働けと説教されるといや仕事をしているのだと言います。
何をしているのかと聞けば「鳥刺し」をしていると言います。
「鳥刺し」というのは棒の先にとりもちをくっつけて雀を捕まえるのですが、とりもちでちまちま獲るよりいい方法を思いついたというなんともアホらしい話が延々と続ぎます。
雀よりももっと大きな鷺をつかまえようとまた面白いことを考えるのですがこの話が鴨とり権兵衛にちょっと似てるのです。
鳥が夜は活動しないので夜中に鷺を捕まえに池に忍び込んで眠っている鷺をたくさん捕まえることができてそこまではいいのですが、夜が明けてしまいました。
鷺が目を覚ましてさあ大変。
昔の大阪の風景を語りながらの鷺を捕まえた男はどうなったのか?
そんなアホな~~という楽しいお話です。
のどのコンディションが良くないといいつつも感じさずやり切ったのはさすがプロです。
思いっきり笑わせていただいて楽しい気分で御堂筋歩いて帰りました。
他の落語会も聞きに行きたいのですがなかなか日にちが合わずで御堂会館の独演会は行こうと決めています。
今回は「花色木綿」、「鷺取り」、「宿屋仇」で最初はお弟子さんの喬若さんの「いらち俥」ゲストは三味線の内海英華さん。
会場は満席。
人気があるのは嬉しいことですが、段々とチケットをゲットするのが難しくなってまいりました。
落語の前のオープニングでゲストの内海英華さんとトーク。
内海英華さんは上方寄席囃子三味線の第一人者といわれている方でご自身も三味線を弾きながらの漫談をされたりする女道楽と呼ばれていたジャンルを今によみがえらせた方です。
噺家さんが高座に上がるときの三味線は歩いて座布団に座ったらピタッと音が止むこの絶妙のタイミングは演奏しながら歩いている足元を見ながら早くしたり遅くしたりと調整されるそうです。
これは録音したテープではできない生演奏ならではです。
お弟子さんの喬若さんの「いらち俥」。
汽車は走るようになったけれどまだ自動車がなかった頃というと明治の初めぐらいでしょうか。
ある男が梅田の駅まで急いでいきたいため人力車「俥屋さん」を見つけて乗せてくれと頼みますが、たよりな~い俥屋さんばかり。
やっと見つけた足の速そうな俥屋さんこの人がいらち(気が短い)人でなかなか梅田に到着しません。
いらちな人が引く人力車に乗ったらどのようになるのかオーバーアクションがスゴイです。
汗びっしょりの熱演にみなさん拍手。\(^o^)/
そして三喬さんの得意の泥棒ネタの「花色木綿」なのですが、最初に三喬さんがお風邪をひかれてのどのコンディションを考えましてトリのネタの「宿屋仇」を先にさせていただきますと説明がありました。
言われればちょっと声がハスキーかな?というぐらいなのですがやっぱりプロなのだなあと。
江戸時代大阪の宿に50歳ぐらいのお侍が一夜の宿を頼むとやってきました。
そのお侍さんの注文で昨夜は相部屋でうるさくて眠れなかったので静かな部屋をというものでした。
そのあとで宿屋にやってきたのがお伊勢参り帰りの兵庫の漁師3人。
お侍さんのとなりの部屋に泊まることとなります。
お伊勢参りで浮かれて楽しかったのか部屋でどんちゃん騒ぎをおこします。
あまりにうるさくて眠れぬお侍さんが宿のものになんとかせいと言うのですが。
なかなか収まらずで意外な方向に話がいってしまうのですが、いかにも落語らしいオチで終わります。
ここで中入り休憩。
休憩のあと内海英華さんの女道楽。
三味線を弾きながらの漫談、都都逸と粋な大人の遊びという感じがいたします。
今「あさが来た」の新次郎さんもこんな感じで三味線を習いに師匠のところに行ってるのかしらと。
そして三喬さん得意の泥棒ネタの「花色木綿」。
貧乏長屋に盗みに入った泥棒。
盗むものなどなにもなく収穫なしと逃げようとしたら家の主が帰ってきました。
泥棒は慌てて押入れに隠れます。
泥棒が荒らしたのは気づいたのですが盗まれたものはないのでまあいいかで済ませられるのですが、家賃を払えず何か月もためこんでいたので泥棒のせいにして大家さんに家賃を待ってもらおうと思いつきます。
大家さんに盗まれたものをリストアップしろといわれて盗まれていないのにでまかせに紋付き袴やモーニングが盗まれたなどというものですから泥棒がええ加減にせいと飛び出してきます。
落語に出てくるような泥棒さんばかりなら平和なんですけどね。
「鷺取り」は鴨とり権兵衛という話に似てるなあと思いました。
仕事もせずブラブラしている男、落語ではよくあることです。
働けと説教されるといや仕事をしているのだと言います。
何をしているのかと聞けば「鳥刺し」をしていると言います。
「鳥刺し」というのは棒の先にとりもちをくっつけて雀を捕まえるのですが、とりもちでちまちま獲るよりいい方法を思いついたというなんともアホらしい話が延々と続ぎます。
雀よりももっと大きな鷺をつかまえようとまた面白いことを考えるのですがこの話が鴨とり権兵衛にちょっと似てるのです。
鳥が夜は活動しないので夜中に鷺を捕まえに池に忍び込んで眠っている鷺をたくさん捕まえることができてそこまではいいのですが、夜が明けてしまいました。
鷺が目を覚ましてさあ大変。
昔の大阪の風景を語りながらの鷺を捕まえた男はどうなったのか?
そんなアホな~~という楽しいお話です。
のどのコンディションが良くないといいつつも感じさずやり切ったのはさすがプロです。
思いっきり笑わせていただいて楽しい気分で御堂筋歩いて帰りました。
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