金魚cafe

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疾風ロンド

2016-06-08 00:03:54 | 読んだ本
東野圭吾著 実業之日本社文庫

今日はヤバイ妻の日なのに読みだすと止まらなくドラマも観ずに読んでしまいました。

あ~~録画が溜まっていく~~。

ある大学の研究室から生物兵器が盗まれて犯人から3億円要求されます。

大学の研究室から盗むというのはすぐ身内とわかっちゃうのですが、問題はそこからで、どこかのスキー場に埋めて隠してあるというのは犯人の脅迫状からわかるのですが、日本にスキー場がいったいどれぐらいあるのか数えきれません。

上司から探し出せと命じられた研究員の栗林は途方にくれますが、中学三年生の彼の息子の秀人がスノボをやっていたのでスキー場に詳しく、秀人の協力でなんとか場所に検討をつけ探しに行きますが~~。

いつもの東野センセーの小説だと父親というのは何も言わずただ家族のため、子供たちのためと自分で何もかも背負い込んでというパターンなのですが、この栗林さん家族思いなのでしょうがどっちを向いているかというと大学側のために動いてるわけでして、中学生の息子から見てもちょっと情けない父親でこれは新しいパターンの親子関係だわと。

父親がダメダメなので頑張るのが息子とスランプに陥った女子のスノーボード選手とスキー場のパトロール隊員。

生物兵器を見つけなくちゃという緊迫感があまり感じなくてゆる~~い感じで話は進んでいきますが、東野センセーのスキーやスノボをテーマにした作品の中で一番スカッとする話ではないかと思います。



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