樋口有介著 祥伝社
久々に書くのが読んだ本。
年に1冊ぐらいのペースで出される樋口センセー。
最近の樋口センセーは15~17才の主人公で彼らがどう生きていくかそれが世間では正しいと言うのは難しいけれど自分たちらしく生きていけるのであれば良いのかなって感じでした。
今回は主人公は所轄署の刑事でいつかは警視庁の捜査一課をとそのために成績あげなくちゃと駆け回る卯月枝衣子(えいこ)。
しかし、配属された所轄は東京の国分寺。
西に住んでる私はどういうところかはわからないのですが読んでいると静かなところで犯罪と呼べるものは月に1回あるかないか、殺人事件なんて年に1度あるかないか。
私なら喜んでしまいそうですがやはり上を目指すためには事件を解決し成績を積み重ねていかねばと。
そんな枝衣子さんに地元の市会議員が家で亡くなっていたと一報が入ります。
駆けつけると家は荒らされておらず、遺体も苦痛にみちた症状もなく年齢も考えると自然死で片付けられるところを枝衣子さん何も無さすぎて怪しいと事件にしちゃいました。
彼女に巻き込まれるのが隣のアパートの住人の水沢凉という元広告代理店の社員で今は演劇スクールの講師?というお気楽な男性。
頭も切れて見た目もそこそこ、性格も良いところのお坊っちゃんでモテそうなのに残念というキャラ。
樋口センセーお得意の方や上を目指すキャリア志向とお気楽コンビで事件?解決なのか?
そして樋口センセーの小説で好きなのが出てくる料理がすごく美味しそうで枝衣子さんが忙しいのにマメに自炊
する人で出される料理とお酒が夜に読むとお腹がすいてきます。
話がテンポよくて樋口センセーの探偵で柚木草平さんのお知り合いも出てきたりでこれはシリーズ化してほしいなと思いました。
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