金魚cafe

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警察小説

2012-01-18 15:02:17 | 読んだ本
TVを観るのが忙しく、借りてきた本がなかなか読めません。

今日も相棒、蔵之介さんと忙しくなりそうなので昼間に読みました。

おととい、読んだ本の感想と一緒に載せさせて頂きます。

妖しの華 誉田哲也  文春文庫
「姫川シリーズの原点」とうたい文句にあったので読みました。
誉田哲也氏のデビュー作で、第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞の受賞作で、2003年に学習ホールディングスウルフノベルス「ダークサイドエンジェル紅鈴妖しの華」で刊行されています。

池袋で、獣に噛まれて、血が全部なくなっていたという不可解な死体が発見されます。

3年前にも同じような殺人事件が起こり、警察が捜査開始します。
ストロベリーナイトに登場する井岡、國奥さんが出てきます。

姫川玲子より先にキャラクターができあがっていたのですね。

続けて出したということは、作者が井岡というキャラがお気に入りなんでしょうか。

事件のカギを握るのは、紅鈴という謎の女性で、彼女の周りで次々人が死んでいきます。

彼女の正体が明らかになると事件の真相がわかってきます。

警察小説というより、ホラー小説の色が濃いです。



警視庁FC  今野敏  毎日出版社
警視庁に新たにFCという組織が設立されます。
FCとは、フィルムコミッションの略で、映画やTVドラマの撮影に対し警視庁がさまざまな便宜を図り、ロケ地を誘致したり、備品を貸し出しする組織です。

メンバーは、そういう特殊な仕事なので、一癖ありそうなメンバーばかり、1人常識人なのが、地域課所属の楠木、彼は平凡に公務員生活を送りたいため、いやいや仕事をする羽目になります。

往年の大女優が出演する映画のロケ中に彼らが立ち会っている中で殺人事件が起こります。

FCのメンバーで事件の捜査に乗り出していきますが、殺人事件以外に、プロデューサーの失踪などあっちこっちに話が飛んでいきます。

撮影中の殺人事件なんてありふれた話を今野先生がお書きになるなんてとおもっていたら、最後まで話がひっくり返されます。

いつも通り読んだ後のさわやかな気持ちになる今野先生の本でした。

今野先生がお書きになる警察ばかりだったら平和なのですが。


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