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ヤマザキマリのリスボン日記テルマエは一日にして成らず

2013-09-17 23:04:37 | 読んだ本
ヤマザキマリ著 株式会社フリースタイル

これは2004年から2008年までmixiに書かれた日記、2006年から2007年までブログに書かれたものをまとめたものからできています。

まだあのテルマエ・ロマエができる前のことです。

ヤマザキさんはイタリア人の夫と息子とで夫の両親が投資目的で購入したリスボンの家に住んでここから原稿を書いて日本に送っていたようです。

テルマエの人物のセリフやヤマザキさんご自身がTVでコメントされてとてもウィットに富んでいるのでこの方の書かれたものなら面白いはずと思って読んだら正解でした。

ポルトガルというのは私には鉄砲とカステラのイメージしかありませんが、住んでみるといろいろ大変だけれどポルトガルの人は真面目で穏やかだから、水道が壊れて三日水がでなくて修理にこなくても郵便が日本から届かなかったり、送れなかったりしても暮らせるのかもしれません。

いかに日本が便利なのかというのがよくわかります。

そしてイタリア人のマンマがいかに最強かというのがもう漫画の世界です。(ホントに家族のこと漫画に描いて日本で連載していたそうなのですが知りませんでした)

いい年した夫もマンマの前では子供にかえってしまう。

イタリア人の男性ってマザコンが多いのかと疑ってしまうほど。

マンマはなにかあるたびにリスボンからイタリアに帰って来いと言ってきます。

夫の実家に帰ってもお客さん扱いされるわけでもなく、実家の92歳と98歳の祖母たちの世話やソーセージ作りとせっせと働かされます。

彼女はあの手、この手でなんとか逃れようとしますが、マンマはその上手を行くようで結局言うことを聞くのが一番いいのだと悟りの境地になったようです。

このやり取りがmixiに書かれていたわけです。

でも日本にいるより退屈しないので漫画家さんにはネタが多くて嬉しいかもしれませんね。

そしてリスボンで生活してるときにハマったのが海外ドラマのROME。

これは日本でもwowowで放送されていたみたいであまり話題になってなかったので面白くなかったのかなあ。

でも彼女はこれをみてテルマエを書こうと思い立ったわけでなにが彼女の琴線に触れたのか観たくなります。

ガイドブックや他の人が書いていないポルトガル。

今はポルトガルじゃなくてアメリカでしたっけ?

彼女は本の中でも日本の食べ物や漫画が恋しくなっても一度も日本に帰りたいとは言っておりません。

情熱大陸でアメリカ暮らしをしていたヤマザキさんを観ていると日本は彼女にとっては刺激がなさずぎかもしれませんね。



DVDが出ているようです。

レンタルで探してみたいと思います。





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