金魚cafe

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俺が噂の左團次だ

2015-03-07 22:21:55 | 読んだ本
四代目市川左團次著 集英社

今日から「ソロモンの偽証」公開。
でも私は予定を入れてしまったためまだ観に行けません。

蔵之介さんはいろいろ番宣でていらっしゃいますが録画するのが精一杯、それでも録り損ねている番組もありまして、しばらく忙しくなります。
地元の図書館では古くなった本を利用者にお持ち帰りくださいとリサイクルしています。

そんな中で見つけたのがこの本、新品みたいにキレイだったのであまり借りられなかったのかな。^^;

1994年に発行されています。
丁度このころ市川左團次さんがTVに登場してえ~~こんな方がいるのか~~とびっくりしたことを覚えています。

中村勘三郎さんがまだ勘九郎だったときにトーク番組の司会をされていました。
確か「今夜も勘九郎」??とかいう題名だったとおもいます。
間違えていたらすいません。

歌舞伎俳優でこんな面白い人がいるんだ~と、思った私、他の共演者に勘九郎さんは「ねっ面白い人でしょ?」と紹介していました。

去年の俳優祭でも左團次さんはメイド姿で舞台に出られて共演の皆様も演技に集中できず笑ってらっしゃいました。

この方はこういうキャラなのだと皆さん認識されていますが、1994年当時歌舞伎のことを知らない人間がいきなりTVでそのままのキャラを見たらびっくりしてしまいます。

歌舞伎の世界というのは古典芸能なので格式高いのではないか、などと思っていましたので趣味がのぞき、ホモ、SMの話が大好きなんてTVで話す方初めて観ました。

それでも品の良さとナチュラルな雰囲気が好印象でした。

文章もきっと左團次さんがお話されたのを文章にされたのでしょうね。

歌舞伎のこと、プライベートのことをいろいろ書かれています。

左團次さんの生い立ち自体がこれってお芝居なのではないかというぐらいドラマチックでそれをさらりと語られる。

その自然体なところが良いのだと思います。

私は西に住んでる人間です、市川左團次というルーツは上方であったというのも親近感が持てました。

本でも「私は衣装屋さんと床山さんのお力をお借りして、芝居に出させていただいている人間です。ものはわかっておりませんので芸の話は聞かないでください。」なんて飄々とした中に芯が一本通っているようなそんな方のように私は感じました。

バラエティー番組に最近出演が多いですが、この前の八犬伝の左團次さんの敵役が貫録があり、八犬士はヒーローということで颯爽と、悪役はいかにも悪というので楽しめました。

やはり役者市川左團次さんがいいですね。


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