金魚cafe

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クレオパトラな女たち

2012-05-02 22:23:34 | ドラマ
美容整形をテーマにしたドラマで、今までもありました。



顔を変えることでみんな人生良くなったり、悪くなったりという話でした。

これは今までのモノとはちょっとちがいます。

脚本が大石静さん。

普通に整形して人生変わってめでたしめでたしのドラマではないと思ってました。

主人公の峯太郎、佐藤隆太さんやはり真面目で実直、不器用な生き方の役ですか。

ちょっとひねってるのは、母に幼いころ捨てられ、父親の借金背負わされ、自分の夢をすてて、借金を返済するため意に添わない整形外科医になるという。

隆太さんもいろいろ挑戦してるんだなあどんなふうに演じるのかと見始めました。

朗読劇を観に行って、隆太さんが一生懸命あの先輩方とされてるのが伝わって、非常に好青年なので頑張って欲しいのです。

今までの整形外科のドラマと違って、顔を変えて美しくなりたい、今の自分を変えたいということに肯定的なのかなと思いました。

ビューティクリニックに勤務するスタッフもほとんど整形してるとあっけらかんと言う設定が今までになかったです。

峯太郎は何で健康な体にメスを入れるのか、否定的で、人間は容姿ではない内面だという正論では患者さんを救えないってことがわかり、整形してそれで幸せになれるんであればいいんじゃないかという方向ではなしが進んで行きます。

患者の悩みが理解できないのが女性に対して人間としては好き、でも恋愛感情を持てないという複雑な性格にあるのではと思いました。

その峯太郎と同居してる友人黒崎が同性愛者で、峯太郎のことが好き、でも峯太郎は友人としては好き、一緒にいると気持ちが安らぐ、でも恋愛ではない。

別に女装したり、女っぽく見せてるわけではないのに、綾野さんが何ともいえない雰囲気なんです。

なんかタブーっぽいことをドラマにする大石さんならではかなあと思いました。

大石静さんがドラマに起用した俳優さんには、皆共通して、なんともいえない雰囲気をかもしだすタイプが多いのです。

もちろん蔵之介さんしかり、綾野さんもそうなんだろうな。

手術シーンもリアルで、生々しいくらいで、これを観ると、美容整形にたいする見方が変わります。



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