うちに、改築(未だ途中)で使った木材の切れ端や、家の構造から撤去した古い木材
がたくさんあります。私は木を廃棄するのがいやで、とっていたのです。
家から剥がした古い外壁木板、壁紙、綺麗な模様の石膏ボード、建具等もとっています。
それらは大切な想い出だからです。とっておいて本当によかったと思う
不思議な出来事があったので、それは別に書こうと思います。
端材や撤去古材を使って、簡易棚(机の形状)を造りました。
うちに物置小屋があって、そこに大工さんが造りつけた鉄筋×木の棚は大ぶりな構造で、
そこに更に簡易棚を置いて物を収納することで、空間を立体的に有効に使えるからです。
ウォールシェルフもたくさんつけました。 小屋の空間作り
あまり重い物は、ウォールシェルフには置きたくない。
可愛くできたと思います。が、偏った位置に重い物を置くと倒れてしまう…>< この丸太柱と同じ長さの丸太はもう1つはなかったのです。作業中に隣のおばちゃんがきゅうりとなすとトウモロコシを持ってきてくれて、ここに置くととてもいい感じでした。
一番右のは足が歪んでるから、コーナーで補強しよう。釘が小さかったのだと思う。
1日で4個できました。1つは看護師さんと2人で造り、残りは1人で造りました。
2人で造ったものはしっかりした出来で、1人で造ったものはおぼつかない出来です。
うちに昔からあるのこぎりでは、薄くて幅の狭い木板を切るのも一苦労なので
とにかく同じ長さの端材を探しました。角材とかをのこで切るのは今はハードルが高い。
家から撤去した古材は、同じ長さのものが結構あって助かりました。昔の大工さんが
同じ長さに切った木材をそのまま家具に使えます。最新ののこぎりだと、5cm×5cmの
角材とかも簡単にスパッと切れると聞きました。家のどこかにマシなのがあるかもしれない。
作業をしていると、近くの畑からおっさんがちょいちょいのぞいていました。
小馬鹿にした不快な笑いで囃し立てながら(そういう絡み方しかできない中学生みたいな
還暦過ぎのおっさんです)「笑)笑)よくできました~笑)笑)」と言いました。
その人は精神が幼くて、いつもバカにしながら絡んできますが、害はないです。
軒下で、造った机を使ってこどもと昼食を食べました。
とてもよかったです。
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後記。家にある古い錆びたのこぎりで、薄くて幅の狭い板を切るのも一苦労なのは
私の非力のせいでした。ある看護師さん(上の人とは別の方)は、角材を平気で
上手にガシガシスパスパ切ってました。
私はのこぎりの歯の細かい方だったら辛うじて使えるけど荒い目の方は使えなかった。
でも彼女は荒い目の方でザクザク切っていきました。
私が「わぁ上手。私なんか全然できなかったよ。のこを買わないとと思っていたのに
♥♥さんこれでも上手に切るね。慣れてる。やってたの?」と言うと
「ううんやってなかったよ。でも力はある。」と言いました。
力のあるなしは、大工仕事でとても重要なのでした。
やり方が仮に合っていても、力がないと話にならない…
古くなった木材(杉やひのき)よりも新しい木材(ひのき)の方が柔らかくて切りやすい
のもあります。彼女と造った簡易棚の脚には、余っている新しいひのき角材を切りましたから。
(大量に余っています。)しかも、普通にただ切っていくと最後に切り落とす時に
木がささくれ剥がれたりするから、そうならないように角材を回転させながら
色んな角面を同時進行的に切り込んで行き、綺麗に切れました。
作業の質がすごい。日頃やってないのにやり方が綿密。惚れそうになる…
彼女が帰った後、大量に余って積まれているひのきの角材をもう1本取り出そうと
しましたが、重くてびくともしません。角材の上には別の材木が積まれています。
彼女は当たり前にスッと1本取り出したのだけど。
私はそこから壁にぶち当たる。本当に彼女、力があるんだなぁ。