ドビュッシー:Claude Debussy(仏)は
不思議な景色を連想させる透明感とみずみずしさ溢れる音楽の魔術師です。
彼は変わり者だったらしいです。やっぱり!
高校生の頃、生徒数名と先生らとで筑豊、飯塚市の高校に行ったことがあったんです。飯塚高校だったか… ?
何をしにそんな所まで行ったのか、全く憶えてません。私はオマケとしてついて行ったのだと思います。
道や商店街を歩いた時、さげもん(上からぶらさげる和風の飾り)がたくさん下がっていました。
高校内をぞろぞろと歩いている夕方、向こうの扉から金管楽器で奏でているドビュッシーのベルガマスク組曲の前奏曲が
聴こえてきました。: Suite Bergamasque 大好きな組曲です。誘われるように駆け寄って扉を少し開けて覗くと、
4人の女子生徒が金管でカルテットをやっていました。金管四重奏によるドビュッシーの前奏曲はえもいわれず幻想的で、
引きつけられて聴いていました。しかも彼女たちはとても上手くてセンスがよかったです。
羨ましかったです。4人で、素敵な音楽を奏でる… はぁ…
飯塚までなにしにいったのか一切憶えてないけど、あの光景は忘れません。
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ドビュッシーは、秋の夜長の冷んやりした空気の中で聴くといいです。
受験勉強を夜ふけまでして、終わりにしてジャック・ルビエの露にぬれた蓮の写真のCDを聴いていたら
冷んやり心に沁みわたって、すごくよかったです。ドビュッシーの不思議な世界に飛んで行きました。