今日は、悲しい日でした。
::::::::::::目覚めゆく広場――15M運動の一年 より:::::::::::
その彼も、自宅で引きこもっているらしいです。 日本では彼のように才能溢れる人が、しばしば引きこもっています。そして力を持ってのさばっているのは、それとは真逆に能力も感性もない哀れな人達です。言ってみれば引きこもった方が社会的に有益な人達がのさばって力を振りかざし、そのせいで、引きこもっては社会にとって多大な損失、「国益損失」になる人達が引きこもっています。
でも彼はこうやって、とてもすばらしい仕事をして私たちに、この映像の意味を伝えてくれました。
Muchas gracias!
その才能を、これからも発揮して欲しいです。大きな国益に繋がるからです。よろしくお願いします。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
と昨年の9月に書いたあの人が、逝去していました。まだ若く、病死と書いてあった。
彼が国益とか国民とか、そういうのをとても嫌っているのをわかって、この文は書きました。
彼には研ぎ澄まされた才能があったことは、私だけでなく多くの(一部の)人達が鮮烈に
感じていたことです。私も彼から衝撃を受けました。そして困惑もしていました。
ずっと、Betterを目指すようにと私達はこの国で、させられてきたのに、彼は一貫して
Better is the enemy of Goodと言っていたから。薄汚れたBetterをこてんぱんに斬り捨てた。
どこから見ても澄み切った彼の文章を読むと、自分が随分と濁っていて不潔なように思った。
私はとても困っていた。衝撃とともに。彼は透明の大きな氷のようだった。
その困惑は、今でも解決していません。
本当は、あの人と話して、その考えをよく聞きたかったです。
私が思っていること、疑問への答えも聞きたかった。愛想はない人だった。
ショーペンハウエルのアフォリズムを地で行くような感じで。
GoodではなくてBetterを目指す私のような人達によって 彼の命は 消えた …… ?
また書きます。
関連:教養人と大衆の壁 この哀しい社会の中で 衝撃をありがとう Better is the enemy of Good William Morris as real Socialist 知恵のシェアー