ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

フジコ・ヘミングの手

2019-09-25 | フジコ・ヘミング

フジコ・ヘミングの弾くピアノの、力強く綺羅綺羅していて、零(こぼ)れ落ちるように美しい音が、
 

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その生き方、豊かな感受性から湧き出てくるのはもちろんですが

   やっぱり彼女の指、手、腕、体格の賜物でもあるようです。

彼女の手は、普通の女の人の3倍ぐらい分厚いそうです。また指もすごく太いそうです。

それは、自他ともに言っていることで、幼少の時から、彼女の弾くピアノの音は美しかったそうです。(本人談)

フジコ自身、「私の音はこの分厚い手でしか出せない」と、誇らしく語っていました。 

 弟、大月ウルフさんと。 

ピアノに向いてそうな手や腕ってあると思います。たまにおばちゃんの手や腕をみて、

美しい音を鳴らしそうな手だと思ったりします。

 

力強く綺羅綺羅した音を鳴らし、動物を慈しみ可愛がるぶ厚い手は、とても価値あるものです。

 

           

 

複数個所に置いたランプに薄暗めの電球を灯す、フジコの自宅の室内環境にも共感します。

私もそうしています。窓からの自然光を殺すことなく、暮らしたいと思っています。

 

子どもの頃、親が買ってくれたピアノの上に、晩に楽譜を読むとき目が悪くならないようにと、白い蛍光管の

デスクライトが置かれていました。子ども心に、そのピカーと平面的で強制的な光は、つらいものでした。

その蛍光灯下でのピアノの練習は本当にしるしかったです。私だったらそんな野暮なことしない><

ピアノと白い蛍光灯は、座標軸で言ったら正反対ぐらいに位置しています。

 

今は、蚤の市で買ったアンティークランプに20Wのシリカ電球を、晩には灯して弾いています。

40Wでは光が強すぎて白飛びし、20だと赤みがかった自然な雰囲気でいいです。

光を他でも補うときは、天井の中央照明の5Wのなつめ球を灯すか、お仏壇の両脇の灯籠を灯しています。

お線香を焚いたりもします。

 

そして、そんな訳ないやんと電気の専門家に言われるかも知れませんが、

このやわらかくて温かい光を灯して弾くピアノの音は、蛍光灯下で弾く音と、異質のように感じます。

 

昼間弾くのと夜弾くのとで、音の質が実際変わるように、照明によっても、音の質が変わる… ?? ような気がする…

 

               

 



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