ピアノとの対話は、とても不思議な体験で、ピアノには魂が宿っているのかと思うに十分です。
最初触った瞬間、「すごい!」と感動させるピアノはあります(そういうのは誰が弾いてもすぐにそう言います)が、
そうでもないけど、秘め持つなにかがある個体があります。それを感じるかは、弾き手の琴線しだいです。
なにかもってると思うのと思わないのとあります。それは弾き手の感性で違ってきます。
そのピアノに、なにかあると思って弾いていると、だんだんとそれを出してきます。
しかもそのだんだんの先のある時に、2乗されます。
一緒に行こう …… 立って …… 歩いて …… がんばって …… あ、その調子 …… え?
みたいな感じです。あの対話は、本当に、なんなんだろう。
ピアノには 見出されて嬉しい気持ちや自尊心や応えてやるよという気持ちがあるみたいです。
楽器とは、そういうものでしょうか。 The magic of believing
(関連:Boston君)