私の家の庭に続く狭い道路で、大きな蜘蛛が死んでいるのを子どもと見つけました。
うちの者か出入りするお客さんが車で通った時に、タイヤで踏みつぶしたのでした。
「知らない間に、生き物をこうやって殺してるよね」って言いました。
因みに、蜘蛛は人間にとっての害虫を食べてくれるので、うちの田舎では殺すのは禁忌となっています。
子どもが小さい頃散歩していたら、狭くなっている坂道を軽トラのおじちゃんが来て
私たち母子を精一杯によけながらゆっくり通り、開けた窓からやさしい眼差しでニコっとしてみせて
去って行きました。すると、その通ったタイヤ痕で、ミミズが踏まれて死んでいました。
まだぬるぬるしていました。あのおじちゃんは知る由もありません。
私たちがいなくて軽トラが普通に通っていたら、ミミズは踏まれずに済んだ位置にいました。
そのミミズを見て子どもに「私たちが守られた代わりにこの子が今死んでしまった」ことを教えました。
とても切ない出来事でした。
堤防の道とかで、タイヤに踏まれて横たわって死んでいる動物の後姿を見ると、切なくなって哀しくなります。
その後ろ姿は、私の子どもが寝ている恰好に似てるんです。
車を運転する時には、狸やキツネ、猫やイタチに注意しながら運転しましょう。 ミミズや蛙はどうなるのか…
対向車が誰もいない堤防なら、私はなるべく道の内側めを走っています。速度も落として。
端っこから動物が出てくる可能性があります。
また猫が1匹道路を横切ったら、それを追って仲間が出てくる可能性も高いです。
鹿もよく、電車に轢かれています。JR北海道の宗谷本線を行く旅客電車に乗った時、度々電車が止まりました。
鹿がよく線路に来るみたいです。
線路も道路も全部、人間の都合で張り巡らせているだけで、動物にはそんなの関係ないですから。
線路に来てはいけないなど、鹿にはわかりません。全部人間が決めたことですよね。
轢かれた鹿は、JRが運んで治療をするのかと思っていましたが、それを聞いた北海道のおじちゃんは
線路からほっぽり出すだけだと言いました。「鹿を担架で病院に連れて行くと思ったかい?」と笑われました…。
そのおじちゃんは、近所の牛小屋が火事になった話で、「焼肉ができた」と笑っていて 引きました。
動物を考慮した運転を心がけます。 ミミズや蛙はどうなるのか…
また、タイヤに轢かれて道路にうなだれて横たわっていても、まだ生きている可能性もあります。
でも動けないから、何度も上から轢かれて死んでいきます。恐怖だろうと思います。
私は急いでなければ(急いでたらいいのか…)車から降りてその動物が生きてないか確認して、
道路脇の草むらとか轢かれない安全な場所に移動させるようにしています。素手で触れないから物を使って…
生きている可能性がありますので、踏まないようにお願いします。