建築家のおじちゃんが家に来て、話すのは面白くて話が尽きません。
「おじちゃんと話すと、大学で建築の講義を聴いてるみたい」と言うと
「大学の教員はわかってない奴らが教えている。そんな教授から学ぶ学生たちが可哀そうだ」と言われました。
同類にしてごめんなさい でも、おじちゃんの講義は、本当に素晴らしく、興味深いです。
私の実家は、書院造の古い木造家屋で、外壁は漆喰と木で、瓦屋根です。
二階の三角屋根の下=家の外観の一番目立つ部分は、漆喰ではなくて木が縦に張ってあります。それをおじちゃんは
「これではのっぺらぼうだ」「掘っ建て小屋だ」「漆喰塗りにして家紋などをつけ風格のある外観にする」
と言われました。彼の設計図(すべて手書き)に、デッサンまでしてありました。(彼が徒然に筆を走らせた)紋がデーン
私にはそういう趣味は…^^; あんまり 家族にも…
私は、あの山小屋風が気に入ってたんです。堂々たる風格はなくても、木を縦に張ってあるのが
長靴下のピッピの家ということで、私の中で落ち着いていたんです。私は、今持っている物を
いい風に解釈するという習性を身につけています。私にはこれでいいと解釈していたら
愛着が湧いて心底愛するようになり、これでいい が これがいい になります。他のは嫌ぐらいに。
裏の佐田川も、私の中ではミシシッピ川です。白鳥がいたり蛭がいたり、銃声が聴こえたり、猟犬が吠えたりする、
森に囲まれた川で、近くに作業場とかあってひとけもあり、ハックルベリーとトム・ソーヤの世界です。
掘っ建て小屋でいいのに…><