「閉業」
「行ってみたい」「また行きたい」と思っていたお店や遊び場が、Googleマップで
「閉業」となっているのを見ると、とても哀しい気持ちになります。移り変わりが早い。
場所がそんなに近くはなかったり、隣町だけど馴染みのない場所にあって
地図を見ながらでないと行けないお店や遊び場や旅館は、行きたいと思っていても
なかなかすぐには行かないです。1回行った場所でも、また行くのは地図がないと
自信なかったりするし。経営が破綻しているお店は、そんな私の様な客を
待っていることはできなくて、「よし、行こう。」と思ってGoogleマップを開くと
閉業となっています。たまたま通った時に違う店になっていたり。「あっ」…
Googleマップには☆マークや「行ってみたい場所」で保存していたりします。
血が騒ぐ体験 貧しさの中の幸福 に書いた楽器店も、また行きたいと心の片隅で
ずっと思っていたのに、とっくに廃業し解体工事が数年前になされていました。本当に哀しい。
経営状態が悪かったら、いつか行こうと思っている私の様な客の為にお店を続けてくれたりは
しない。潰したのは私だと思い、罪悪感、懺悔の気持ちです。
特に、私が「また行きたい」と思うお店って、廃業する率が高い気がします。
乗りに乗ってるお店、市場の勝組のお店、巨大資本系のお店には「また行きたい」とは思わず、
目立たないとか存在感がないとか、外から見たら魅力がないとか暗いとかだけど、中に入ると
忘れられない体験ができて、いい思い出になったお店に、また行きたいと思います。
それは、お店自体がいいだけでなく、店主が話しかけてきて、とてもやさしくて温かい人
であることがとても多い。
そういうお店や場所って、本当に宣伝してないです。看板とか道しるべをもっと立てて
存在をアピールすればいいのにと思ったり。立っていても、気づかれにくいものだったり。
よく見ると、とても味わい深い手作りの看板とか道しるべ。歩いている人にならよく見えるけど。
大型資本の店舗の看板は遠くからでもわかるように無駄に高くデカくそびえ立っているのに。
そういうお店に入ってする体験は特別で不思議な体験になります。他の人は知らなくて、
私はここに足を踏み入れて知ったというのが、ドキドキして、どこか血が騒ぐ。
また、宣伝は色々してるけど、山道をひたすら行った先の山の中にあるお店や博物館などは
やはり行く人が少なくて、そこでの体験は特別な体験になります。 トタン屋根に大雨